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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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溝口敦『暴力団』・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
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──新・読書ノート──

     溝口敦『 暴力団』・・・・・・・・・・・・木村草弥
                  ・・・・・・・・新潮新書2011/09/16刊・・・・・・・・・・・・

   高視聴率を誇っていたテレビ番組を降板してまで、島田紳助の芸能界引退は何が理由だったのか。
   なぜ暴力団はなくならないのか? 学歴、年収、出世の条件とは? 覚醒剤や野球賭博でどのように儲けるのか? 
   女はヤクザになれるのか? なぜヒモが多いのか? 刺青や指詰めのワケは? 警察との瘉着は?
   ヤクザが恐れる集団とは何か? 出会った時の対処法とは? 
   その筋をも唸らせた第一人者が、時代ごとに変化し、社会の裏で生き延びる「わるいやつら」を、
   やさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」。

新潮社の読書誌「波」2011年10月号より 著者自身による紹介記事を引いておく。
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      今こそ知っておきたい「暴力団」・・・・・・・・・・・・溝口 敦

 島田紳助の芸能界引退は何が理由だったのか。
 経緯を辿ると――吉本興業が、紳助と暴力団幹部との親交を示す携帯メールを入手し、同社としては放置できないので、紳助を呼び出して事情を聞いた。
紳助はメールが事実だと認め、自らの引退を言い出し、結局、吉本興業は紳助の引退を受け入れた――という流れになる。
つまり紳助は暴力団幹部と交際を断つか、それとも吉本興業を辞めるかという選択を迫られ、結局、暴力団幹部との交際を選んだ、とこの騒動を解釈できよう。
 ここで疑問が起きる。高視聴率を誇る人気タレントに芸能界を捨てさせるほど、暴力団は魅力があるのか、と。
 次のようなことが、仮説として考えられる。今回の引退は魅力ゆえではなく、暴力団への恐怖からだった、と。
十数年前、紳助は右翼から街宣車動員の集中攻撃を受けた。それを収めてくれたのが件の暴力団幹部だった。大恩がある。足を向けて寝られない。
その幹部と絶交すると言い出せば、幹部は激昂し、命さえ狙われかねない。恐怖が紳助に芸能界を捨てさせた……と。
 紳助は暴力団の実態をある程度知っているだろう。今後も大けがをしないようにつかず離れず事業に専念していきたいと考えているかもしれない。
 だが、これは甘い。「つかず離れず」をやろうとした多くの者が、骨までしゃぶられてきた。
 暴力団について関心が高まる最中に、本書を出すことになった。
 芸能人と暴力団の交際は本書でも記している。
 今の暴力団は冬の時代というもおろか、お先真っ暗な状況に突入している。末端層は稼ぎのネタが見つからず、窃盗や強盗にまで手を染めている。
組事務所に納める月の会費さえ払えず、生活保護を受けた果て、組織からドロップアウトする組員も少なくない。
相変わらず上層部は贅沢に暮らしているが、その生活は下の組員が支えてこそ成立する。末端層が崩壊しているなら、上層部の将来が暗くなるのは当然である。
 自治体の暴力団排除条例、金融、不動産業に対する警察の行政指導などに追い詰められ、今や暴力団は崖っぷちにいる。飢えている者は手当たり次第に食える者を食う。
暴力団を牧歌的なヤクザや侠客と考えるのは、大けがの元なのだ。
 本書では、多くの人がイメージや風評でしか知らない暴力団について、正しい情報をふんだんに盛り込んだ。
暴力団の所在から組織の成り立ち、覚醒剤や闇賭博でのシノギ、学歴・年収・出世の条件、女とヤクザ、警察との癒着、出会った時の対処法など、
基礎的な知識から最新の実態までを「です・ます」調のやさしい文章で、わかりやすく書いた。日頃、暴力団に出会いそうにない人でも、知っておいた方がよい情報がある。
 恐いもの見たさの方や暴力団に興味のなかった女性読者も大歓迎である。 (みぞぐち・あつし ノンフィクション作家)

溝口敦/ミゾグチ・アツシ

1942(昭和17)年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。ノンフィクション作家。ジャーナリスト。『食肉の帝王』で、2003年に第25回講談社ノンフィクション賞を受賞。著作に、『池田大作「権力者」の構造』『山口組動乱!!』『ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組』など多数。
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テレビ東京系列の長寿番組として、私もよく視聴していた番組だった。
「贋物」を摑まされる人間の心理などがよく判って面白かったのだが、島田紳助の突然の引退声明には驚いた。
もともと彼は少年の頃から「チンピラ」だったと言われていた。
テレビ出演のほかにも、沖縄の八重山の或る島で喫茶店を営んでいた(今年かの地に行ったときに、その店の横を通ったことがある)とか、
レーシングチームを持っているとか、私生活でも結構儲けていたようである。
結局、暴力団との「腐れ縁」を断ち切れなかったのであろう。日常から、彼らとは接触しないように気をつけたい。

「立ち読み」もできるのでアクセスされたい。


コメント
コメント
「つかず離れず」をやろうとした多くの者が、骨までしゃぶられてきた。

↑この言葉は本当だし怖い。知人に気が付いたら「しゃぶられた」人がいる身には
本当に身につまされます。
2011/10/25(火) 21:58:14 | URL | 2000円マスター #- [ 編集 ]
気をつけたいものです
■マスターさま。
お早うございます。
あなたの知人にも、そういう目にあった人が
いらっしゃるのですね。
外国でも同じようです。
アメリカでもフランク・シナトラがマフィアと
付き合いがあった、などと言われていますね。
日本の暴力団も今では「合法」の企業の隠れ蓑を
まとっていますから、厄介です。
寒くなりますので、ご自愛を。
2011/10/26(水) 06:08:07 | URL | sohya #- [ 編集 ]
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