K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
「足立美術館」鑑賞の旅・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
足立・関雪②
 ↑ 橋本関雪「唐犬図」

──「足立美術館」への旅──

     「足立美術館」鑑賞の旅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥 
          ・・・・・クラブ・ツーリズム催行 2012/03/14 日帰りバスツアー・・・・・

かねて世上の評判として聞いていた島根県安来市の「足立美術館」のツアーがあるのを見つけ参加してみた。
折しも今年は橋本関雪の生誕130年にあたるという企画である。 
足立美術館 公式ホームページは ← ここ。

足立・旅①

足立・旅②

バス一台、総勢35名の参加である。大阪梅田の大阪芸術劇場傍の茶屋町駐車場を出て、ひたすら中国道、米子道を走って、先ず、米子全日空ホテルでバイキングの昼食。

足立・旅④

足立・旅④_0001

入口に掲示してある料金表を見ると一人1300円らしく大して旨くはない料理だった。コーヒーも不味い。
ここを出て、すぐ三十分ほどで足立美術館に着く。 
足立美術館については、← に詳しい。

足立・旅③
創立者・足立全康という人は、こういう人である。 ↓

足立 全康(あだち ぜんこう、男性、1899年(明治32年)2月8日 ~1990年(平成2年)12月19日)は日本の実業家。島根県能義郡飯梨村字古川(現・安来市古川町)出身。

実家は農業を営む。尋常小学校卒業後、家業を手伝う傍ら、村の商売の手伝いをし、次第に商売に深い関心を寄せてゆく。14歳の頃、炭を大八車で運搬する傍らそれを売ることで、初めて商売を手がけることになる。その後はさらに商売を手がけてゆき、類い希な商才を発揮してゆくことになる。

第二次世界大戦後は、敗戦後の瓦礫の中を駆け回り、大阪を商売の本拠地として、大阪と安来を商売で往復するようになる。その後、不動産投資を手がけるようになり、一代で財産を築く。

1977年(昭和52年)に名古屋で開催された横山大観展で観た「紅葉」(六曲一双屏風)に大変深い感銘を受け、それが後年の美術品収集への情熱へと繋がる。

1970年(昭和45年)、71歳の時に財団法人足立美術館を設立。
1990年(平成2年)12月19日没。享年92。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
伝記などを読むと、不動産業の中でも、新幹線敷設により「新大阪駅」が淀川べりに建設されるにあたり、同地辺の土地を先行して買いあさり一攫千金になったようだ。

鑑賞は、先ず「新館」の研修室で映像を見ながら、学芸員による解説を三十分ほど聞く。
あと自由見学で、たっぷり三時間にわたり絵や庭を鑑賞する。

足立・庭

庭園は五万平方メートル(一万坪あまり)あるというが、美術館の建っている土地も含めてのことだろう。
手入れは隅々まで行き届いているし「庭園日本一」の触れ込みも納得するが、このランキングはアメリカのものであるから、
もっともっと立派なところがあるから話半分でいいのではないか。
今回はじめて現地に立ってみての感想である。
美術館の中を移動するときに窓を通して見える「額縁」風の景色は稀有である。 ↓

足立・旅⑥

橋本関雪と横山大観の絵は本館二階の展示室に見られた。
橋本関雪の絵は総数26点。横山大観の絵は17点が出ていたが、これらは所蔵品のほんの一部であろう。

足立・関雪①
 ↑ 「夏夕」と題するキツネの絵

足立・関雪③
 ↑ 「猿」と題する絵。
この絵のほかに「玄猿図」という絵も展示されていた。
絵に関しては、いっさい撮影禁止であるから絵ハガキや、買って帰った分厚い図録によったが、図録は分厚くて、スキャナが困難で一部に限った。
一番はじめに掲出した「唐犬図」には対幅で「二匹のグレーハウンド」の絵があるのだが、絵葉書がなくて、図録にはあるが取り込めなかった。
因みに、関雪は犬もたくさん飼っていて、これらの犬も絵に「首輪」が見られることから彼の飼い犬だと判る。
なお、この犬はロシア原産のボルゾイという種類の犬で帝政ロシアの貴族などが好んで飼っていたことで有名。もとは狩猟犬である。

ここらで横山大観の絵を出しておく。

足立・横山②_0001
 ↑ 「霊峰夏富士」

足立・横山①
 ↑ 「無我」と題する明治30年の作品

ここらで他の作家の作品もいくらか出しておく。

足立・松園
 ↑ 上村松園「待月」昭和19年作

新館では、現代日本画家の展示もあったので、それらからいくつか。 ↓

足立・現代①
 ↑ 井手康人「一生歩処」平成10年 第四回足立美術館賞

足立・現代②
 ↑ 穂苅春雄「天上の家族」平成13年 第七回足立美術館賞

足立・現代③
↑ 平山郁夫「祇園精舎」昭和56年

足立・現代④
 ↑ 中本智絵「ターミナル」 平成20年

足立・現代⑤
↑ 山田伸「幻影」平成19年 第13回足立美術館賞

長くなり過ぎたので、そろそろ終わりにする。

足立・旅⑤
 ↑ 北村西望 作
はじめの方に出した「庭園日本一」の像も、 北村西望 作。

足立・旅⑦
 ↑ 私のカメラで撮った今の庭園の写真。

足立伝記
 ↑ 日本経済新聞出版社2007年初版、2008/11/20三刷

なお、ARCHITECTURAL MAP 足立美術館というサイトに設計者などのデータが出ているから参照されよ。



copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.