


──映画鑑賞──
映画「日日是好日」鑑賞・・・・・・・・・・・・木村草弥
樹木希林がガンの体調と付き合いながら撮った映画として、感動的なので封切を待って、いつものイオンシネマ高の原で十月二十一日の日曜日に鑑賞した。
先ずは、このサイトを見てください。 → 映画「日日是好日」公式サイト
ここに配役やあらすじ、原作者のことなどが、すべて出ているので私がくどくど書く必要もない。
茶道の流派には色々あるが、この主人公は「表千家」に習っていることになっている。
この武田先生の家などは古屋を改装してセットに使ったようである。
黒木華(くろき・はる)は積極的に映画に出ていて若手の中では活躍頭と言えるだろう。

↑ この映画は森下典子の本が原作になっている。
9月15日に75歳で亡くなった女優の樹木希林さんが出演しており、そのセリフの数々に感動の声が相次いでいる。
興行通信社が発表した週末の全国映画動員ランキングでは初登場2位、ぴあ映画初日満足度ランキングでは1位に輝くなど、興行面でも内容面でも好反応を得ている。
約25年にわたって茶道教室に通った日々をつづった森下典子さんのエッセイを『まほろ駅前』シリーズなどの大森立嗣監督が映画化し、
母親の勧めで茶道教室へ通うことになった大学生の典子が、茶道の奥深さに触れて成長していく姿を描き出す。
樹木さんは、典子のお茶の師匠となる武田先生役で出演。典子を温かく見守りながら、茶道だけでなく人生の師として彼女を導いていく大きな器の持ち主という役どころだ。
「私、最近思うんですよ。こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」というセリフなど、武田先生が発する胸に染み入る言葉の数々は本作の見どころの一つとなっており、「胸に響く言葉がいくつもあった」「心に刺さった」という感想が次々とあがっている。
10月に行われたイベントでは、典子役の黒木華さんが「役を生きることを実感しました。自分もこういうふうになりたいと(思いながら)一緒にお芝居をさせていただきました」と樹木さんとの共演を回顧する一幕も。樹木さんが“役を生きる”姿は、スクリーンにしっかりと刻み込まれている。




↑ 原作の小説
──映画鑑賞──
映画「蚤とり侍」鑑賞・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
昨日はイオンシネマ久御山で、標記の映画を見てきた。
いつもはイオンシネマ高の原で見るのだが、夜の時間帯一回のみなので、久御山に替えた。
この映画のことは、この公式サイトに詳しい。 → 蚤とり侍
「あらすじ」から「配役」に至るまで全部みられる。
主役の阿部寛や寺島しのぶ などの濃厚な愛欲シーンを含めて秀逸である。
この映画は原作の小説だけでなく、二、三の小説を取り込んで作ってあるらしい。
結末は、勧善懲悪調のハッピーエンドになっているのも「喜劇」として面白い。
五月半ばに公開されて一か月余だが、もう来週には公開終了となる。
昨日も大きなホールに数人の観客だけという淋しいもの。

↑ 空海

↑ 楊貴妃

↑ 阿倍仲麻呂

↑ 空海と白楽天

↑ 夢枕獏の原作
──映画鑑賞──
『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』 原題:妖猫传、2017年制作の日中合作映画
この映画を空海の伝記と捉えては間違う。
夢枕獏の原作からして「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」という題なのであり、サスペンス調なのである。
だから映画も、はちゃめちゃな活劇である。
楊貴妃が殺されたという史実を縦糸にして映画は進行するのである。
その死にまつわる「黒猫」が大きな働きをする。
留学のため唐に渡った若き日の空海が、詩人・白楽天とともに唐の都長安を揺るがす巨大な謎に迫る姿を描いた歴史スペクタクル大作。
夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』をチェン・カイコー監督が映画化。
第30回東京国際映画祭にて、東京国際映画祭第30回記念のオープニングスペシャル作品として上映された。
あらすじ
遣唐使として唐へ渡った沙門空海は、時の権力者の不可解な死と長安の役人の家に起こる怪事件に立ち会うことになる。
それらの事件には1匹の黒猫が関係しているのではないかと空海は疑い、白楽天と力を合わせて事件の謎を探る。
空海より30年前の唐には阿倍仲麻呂が生きていた。
残された彼の日記と李白の詩から、唐代の玄宗皇帝が寵愛した楊貴妃が事件に関係していたことに気づき、
やがて人の言葉を話しはじめた黒猫に空海は真相を問いかけ、楊貴妃が死に至ったときの真実を知る。
この映画の中でも白楽天作の「長恨歌」について話されるが、← リンクになっているので参照されよ。
キャスト ※()は日本語吹替。
空海:染谷将太
白楽天:ホアン・シュアン(高橋一生)
安倍仲麻呂:阿部寛
楊貴妃:チャン・ロンロン(吉田羊)
白玲:松坂慶子
大師:火野正平
玄宗皇帝:チャン・ルーイー(イッセー尾形)
李白:シン・バイチン(六角精児)
高力士:ティアン・ユー(金田明夫)
陳雲樵:チン・ハオ
春琴:キティ・チャン(沢城みゆき)
玉蓮:チャン・ティエンアイ(花澤香菜)
白龍:リウ・ハオラン(東出昌大)
丹龍:オウ・ハオ
麗香:シャー・ナン
黄鶴:リウ・ペイチー(不破万作)
瓜翁:チェン・タイシェン(山寺宏一)
安禄山:ワン・デイ

↑ 英泉 画 北斎像 川柳は辞世の句という

↑ 細密な肉筆画 「朝顔に雨蛙」 署名「為一」は北斎の別の雅号

↑ 展覧会 チケット



↑ 信州小布施「北斎館」天井画「浪図」

↑ 「鳳凰図」下絵 北斎88歳の作という。 完成して田布施に飾られた画はもっと赤色が強く、「赤」は娘の「おえい」応為の筆という。




↑ 北斎カレンダー
──映画・絵画・展覧会 鑑賞──
「北斎─富士を超えて」を観る・・・・・・・・・・木村草弥
・・・大英博物館 国際共同プロジェクト・・・・・阿倍野ハルカス美術館・・・
NHKが物凄く宣伝するので10月11日午前に出かけたが、入口から凄い人出。チケットを買うのも十重二十重の行列で小一時間もかかった。
展示の絵は概して小さい。 唯一大きな画は図版に出した信州小布施の「北斎館」天井画の「浪図」である。
これは天井画であるから、もともとが大きい。
掲出画像の入門書『北斎への招待』と、カナダ人作家キャサリン・ゴヴィエの小説『北斎 応為』はミュージアム・ショップで買い求めたもの。
画像の下でも少し触れたが晩年の画には娘の「おえい」雅号「応為」の筆が多分にはいっているという。
取敢えず、現状でアップしておくが、後日に書き加えることがあるので、念のため。
なお、このブログの過去記事として北斎に触れたものがあるので参照されたい。 → 葛飾北斎
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