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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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森村泰昌・藤森照信『フリーダ・カーロのざわめき』・・・木村草弥
602162フリーダ・カーロ

──新・読書ノート──初出Doblog─2008/03/23

  森村泰昌・藤森照信『フリーダ・カーロのざわめき』・・・・・木村草弥
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(新潮社・とんぼの本2007/09刊)

はじめに、新潮社の、この本の編集者の言葉を引いておこう。
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「フリーダは人生も凄いけど、絵がおもしろい!」。日本を代表する美術家・森村泰昌さんによる、本書の冒頭を飾る言葉です。確かにフリーダって人生が凄すぎて、ともすると作品より生き方のほうを強調されがち。少女時代の病気と事故による肉体的ハンディ、著名な壁画家である夫ディエゴ・リベラとの激しい愛憎劇、男女を問わず重ねた情事(しかも相手は著名人ばかり!)……。
 しかし、森村さんが指摘されるとおり、フリーダは作品じたいも凄いんです(凄い人生があるから凄い作品が生まれたともいえるのですが)。彼女が描いたのは、主として自画像。数えきれないほど描いていますが、いずれの作品でも、力強く揺るぎのない眼差しがこちらを見据えています。たとえ身体は傷だらけでも、涙を流していても、生を信じ続ける心が、そこにある。フリーダが遺作に記したメッセージも「生命万歳」でした。これこそ、彼女にとって永遠のテーマだったのではないでしょうか。

 さて、今年2007年は、フリーダの生誕100周年を飾る年。メキシコシティでは、大規模な回顧展が開催されました。会場となったのは、フリーダの葬儀が行われた国立芸術宮殿と、生家である「青い家」(現・フリーダ・カーロ博物館)。主要作品の多くが集められたほか、永らく封印されていたデッサンや写真、書簡類も初公開され、内外から40万人もの観客が訪れたといいます(現地在住リポーターによる詳細は、本書でどうぞ!)。秋以降は、アメリカでも展覧会が巡回するほか、世界各地で写真展や舞台などの記念イヴェントが開催される予定だとか。日本での展覧会が待ち遠しいのですが、現在のところ、確たる情報はキャッチできず……。フリーダの作品をじかに目にする機会が訪れるその日に向けて、本書をぜひお手元に。
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FRIDAフリーダ・カーロ

ここでネット上から彼女に関する記事を転載しておく。

フリーダ・カーロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フリーダ・カーロと夫のディエゴ・リベラフリーダ・カーロ(Frida Kahlo、1907年7月6日 - 1954年7月13日)は、メキシコの画家。当時のメキシコシティ郊外、南西にある小さな町コヨアカンに生まれた。父親は画家・写真家でルーマニア オラデア出身のドイツ系ユダヤ人移民であった。

6歳の時ポリオ(小児麻痺)に罹患し右足が不自由になった。更に1925年9月17日、学校から下校途中に乗っていたバスで事故にあい、肩の脱臼、肋骨・鎖骨・背骨・骨盤が骨折、右足の粉砕骨折、子宮等女性器に重度の受傷を被る瀕死の重傷を負った。

入院中絵を独学で学び、創作した作品が、著名な壁画家であったディエゴ・リベラ(Diego Rivera, 1886年 - 1957年)に才能を認められ、後1929年8月21日に結婚。リベラの浮気、バス事故の後遺症での流産を繰り返すなどがあり1939年離婚するが翌年復縁、以降、怪我の後遺症に苦しみながら創作活動をした。

ヨーロッパ的感性にインスピレーションを得た創作活動を行い、知的かつ特徴的な独自のシュルレアリスムの創作は、のちにフランスのシュルレアリストたちに高く評価された。

メキシコで最も有名な画家の一人とされ、とくに結婚後の恋愛(彫刻家のイサム・ノグチやロシアの革命家レフ・トロツキーなどとの奔放な恋愛、いわゆる不倫)は憧れと尊敬の対象で、メキシコやラテンアメリカの女性のひとつの理想像の典型とされ、何度か映画化されている。社会主義を建前とするメキシコで生活したため、スターリンを尊敬し、居室にスターリンの肖像を掲げて暮らしていた。 (メキシコ共産党員)一説にはメキシコで最初にジーンズを履いた女性といわれる。

1954年7月13日肺塞栓症により47歳で逝去した。フリーダ・カーロの生家であった通称「青の家」(La Casa Azul)は、現在フリーダ・カーロ博物館(Museo de Frida Kahlo)となっている。
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森村泰昌と言えば「コラージュ」の第一人者と言われ、世間でよく知られている──たとえば、「モナリザ」の絵をコラージュ化してみたり、はてはモナリザに成りきって写真に撮らせたりという「絵画」という概念をひっくり返すような破天荒なことをやる美術家であるが、その彼が書くフリーダだから文章も、とても面白いのである。
先に見たようにフリーダ自身が、夫にさまざまの不倫をされ、自身も破天荒な「不倫」を重ねてきた人なのであった。
松岡正剛の森村についての記事なども面白いので見てもらいたい。

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