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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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冬麗のセーヌ河畔に小鳥市・・・・・・・・・・・・・・・・・・水谷岩雄
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   冬麗のセーヌ河畔に小鳥市・・・・・・・・・・・・・・・・・・水谷岩雄

「冬日」とは、冬の太陽のこと、とも、冬の一日のこと、を指すこともある。
冬至が過ぎたので、昼の長さもどんどん長くなり、日差しも斜めから差していたものが、だんだん中天に向かって高くなってくる。
とは言え、まだまだ弱々しい太陽光線である。冬日というものを映像的に示すのは難しい。

     冬の日や馬上に氷る影法師・・・・・・・・松尾芭蕉

という句が、総じて、日照時間の短い、弱々しく、うすぐらい太陽のことを描いた典型として知られている。

掲出句はセーヌ河畔での「小鳥市」のことを詠んでいるが、私はまだ行ったことはない。
メトロの「シテ島」の出口を出た、すぐのところで開かれているらしい。
パリ郊外のクリニャンクールの泥棒市には行ったことがあるが。
小鳥市と言えば、中国人が有名で、長い通りが、おびただしい小鳥屋で一杯というところがある。
「パリ小鳥市」の写真をいくつか出しておく。

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以下、冬日ないしは冬日和、冬晴、冬麗(うらら)などを詠んだ句を引いて終わる。

 冬の日の刈田のはてに暮れんとす・・・・・・・・正岡子規

 山門をつき抜けてゐる冬日かな・・・・・・・・・高浜年尾

 冬の日や前に塞がる己が影・・・・・・・・村上鬼城

 翔けるものなく天城嶺の冬日かな・・・・・・・・五所平之助

 冬の日を鴉が行つて落して了ふ・・・・・・・・橋本多佳子

 死や生や冬日のベルト止むときなし・・・・・・・・加藤楸邨

 冬落暉檻のけものら声挙げて・・・・・・・・三谷昭

 遺書父になし母になし冬日向・・・・・・・・飯田龍太

 山国や夢のやうなる冬日和・・・・・・・・阿波野青畝

 父の死顔そこに冬日の白レグホン・・・・・・・・森澄雄

 寒入日影のごとくに物はこばれ・・・・・・・・桂信子

 冬晴れの晴着の乳を飲んでをる・・・・・・・・中村草田男

 冬日和心にも翳なかりけり・・・・・・・・星野立子

 冬麗や赤ン坊の舌乳まみれ・・・・・・・・大野林火

 冬日よりあをしイエスを描きたる・・・・・・・・野見山朱鳥

 冬麗口紅のこる微笑仏・・・・・・・・古館曹人

 冬麗の微塵となりて去らんとす・・・・・・・・相馬遷子

 冬うらら海賊船は壜の中・・・・・・・・中村苑子

 冬晴のとある駅より印度人・・・・・・・・飯田龍太

 冬麗のたれにも逢はぬところまで・・・・・・・・黒田杏子

 帆柱に鴎が一羽づつ冬麗・・・・・・・・小笠原和男

 たはむれに蛸壺を買ふ冬日和・・・・・・・・丸山哲郎

 五位鷺のどろばう歩き冬うらら・・・・・・・・山口速



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