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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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橋本治ほか『浮世絵入門 恋する春画』・・・・・・・・・・・・・木村草弥
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──新・読書ノート──

橋本治・早川聞多・赤間亮・橋本麻里著 『浮世絵入門 恋する春画』・・・・・・・・木村草弥
           ・・・・・・・新潮社とんぼの本2011/06/24刊・・・・・・・・・・

          女子だって春画に萌えていた!

     かつて春画は、嫁入り前のお嬢さんから共白髪の御夫婦まで、老若男女に親しまれていた。
     いまだ根強いタブー意識を取りはらい、春信、歌麿、北斎その他の傑作春画をよくよく見ると
     ……ナンパ、不倫、ボーイズラブ、コスプレまである江戸のリアルな恋愛模様は、現代とも地続き。
     女子の視点で明るく読み解く、新しい春画入門。

この本の新潮社の広告に載る「編集者のことば」から引く。 ↓

 この本は、『芸術新潮』2010年12月号特集「恋する春画」を増補・再編集したものです。
 特集号は完売、しかも、いつもの号より女性客が多かったそうです。
 特集を企画・編集したのは本の共著者でもある橋本麻里さんと、『芸術新潮』編集部の女性編集者でした。
 以下に、雑誌の「編集後記」を再録します。肉食系なふたり。頼もしい。(す)

 アダルト語彙連発で周囲の編集部員をドン引きさせていた春画特集編集会議。
 レイアウト時も、編集長「表紙の タイトル文字はピンクで!」 
 デザイナー「もういっそ流行の豪華オマケ付き雑誌みたいにしたら?」 
 編集長「なに付けましょうか」 デザイナー「ティッシュとか」。
 ……それ全然「恋する春画」じゃないですから!(橋本麻里)

 編集の追い込みで、睡魔とエロに襲われる乙女(わたしです)の救いとなったのは、
 夜な夜な送られてくる橋本麻里さんの爆笑原稿。
 そもそも春画って、お笑いだし。ヘルシンキ、パリ、バルセロナ、ミラノに続き、ソウルでも大規模春画展を開催。
 2013年春には大英博物館でも予定。世界に羽ばたけ、江戸絵師たちのお笑い魂!(吉田晃子)

「立ち読み」もできる。← ここでは鮮明な図版も見られるので、お試しを。

■著者プロフィール

橋本治/ハシモト・オサム
1948(昭和23)年、東京生れ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、1977年、小説『桃尻娘』を発表。
以後、小説・評論・戯曲・エッセイ・古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。
2002(平成14)年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』により小林秀雄賞を受賞した。
『ひらがな日本美術史』『上司は思いつきでものを言う』『BA-BAH その他』『小林秀雄の恵み』『巡礼』『橋』『リア家の人々』など著書多数。

早川聞多/ハヤカワ・モンタ
美術史家。国際日本文化研究センター教授。日本美術史、江戸文化史を研究。1949年京都府生れ。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。
著書に『蕪村画譜』(毎日新聞社)、『夜色楼台図』『春画の見かた―10のポイント―』(ともに平凡社)、『春画のなかの子供たち』(河出書房新社)、
『春信の春、江戸の春』(文春新書)など。

赤間亮/アカマ・リョウ
日本芸能史研究者。立命館大学文学部教授。浮世絵、歌舞伎等を専門とする。
大英博物館ほか海外の美術館所蔵の浮世絵・板本等の調査を行なう。1960年北海道生れ。早稲田大学文学研究科博士課程修了。
「演劇資料・浮世絵のデジタル化」の功績により第28回上野五月記念日本文化研究奨励賞を受賞。
著書に『図説 江戸の演劇書―歌舞伎篇―』(八木書店)など。

橋本麻里/ハシモト・マリ
ライター。編集者。明治学院大学非常勤講師(日本美術史)。
「芸術新潮」「BRUTUS」等の雑誌記事のほか、高校美術教科書の編集・執筆も手がける。1972年神奈川県生れ。国際基督教大学教養学部卒業。
著書に『日本の国宝100』(幻冬舎新書)、『ニッポンの老舗デザイン』(マガジンハウス)など。

■目次
はじめに
いともラブリーな傑作選
フーゾク弾圧史と浮世絵師たち

〈Part1〉みんなの春画
惚れた腫れたから始まった国、ニッポン  橋本麻里
主役は老若男女、舞台は茶の間  早川聞多
春画が教える江戸歌舞伎のホント  赤間亮

〈Part2〉夢見る大江戸セックス・ライフ  橋本治
茶屋という名のラブスポット
吉原をのぞく
奥女中の秘密

〈Part3〉見る前に読め! 「書入れ」の真実  早川聞多
春画を読む  橋本麻里

〈コラム〉
1 春画のキホン
2 江戸の色事カタログ
おわりに

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浮世絵・春画の公開については、今では、このような本も刊行されて公衆の目に大っぴら触れるようになり、今昔の感に堪えない。
私の所蔵する復刻版を買い求めた頃は日本の出版業界を取り巻く取締りは厳しくて、だから出版は海外でなされたのであった。
私のコレクションの一部は「浮世絵・春画コレクション」①②としてブログ上に公開しているので、ご覧あれ。
ただし画像が多いので、とても重いから動きが悪いので、予めご了承ください。

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