FC2ブログ
K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
201211<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201301
大阪・住吉大社・楠珺社「はつたつ」さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
hattatu_p_01.gif

──エッセイ──

   大阪・住吉大社・楠珺社「はつたつ」さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥

     初詣といえば「すみよっさん」と大阪の人は口をそろえて言います。
     大晦日の夜から、どこからとなもく人が集まりだし、門前は人々でいっぱいになります。
     12時ちょうどになり太鼓が打ち鳴らされると、1年の幸を祈願する人でごったがえします。
     三が日の参拝客数は、毎年200万人を超え、大阪の人に今でも愛され続けています。
     御田植神事や夏越祓神事などは、昔からの儀式を継承し続けておりますし、
     住吉ならではの初辰まいりなどは、とても有名なため、大阪だけでなく全国各地から
     人々が訪れます。

大阪の住吉大社のホームページ に今の宮司・真弓常忠 が下記のような話を書いておられる。
------------------------------------------------------------------------
住吉の神さまは俗に海の神とされています。正しくは、底筒男命・中筒男命・表筒男命という、イザナギノミコトのミソギハラエに際して海の中から現れた神、および息長足姫命(神功皇后)で、西暦211年、この地に鎮斎になったと伝えられています。実際の年代では干支二運(120年)をくり下げて5世紀初頭と推測されますが、大和政権の玄関口にあたる難波(なにわ)に鎮座して、遣唐使をはじめ大陸との渡航を守り、奈良時代以前より外交・貿易、またあらゆる産業を守護する神として称えられてきました。

海の神ということは、わたくしどもの生命の根源を守る神を意味します。なぜなら地球上の最初の生命は五十億年ものむかし海の中に生じ、さらに一億七千万年前までに小型の虫類となって上陸し、進化を重ねて五千万年前までに人類が出現したとされますが、原初は海から生じたとされることは間違いありません。

われわれの生命は地球を覆っている水の中に生まれ、何億年もの循環をくり返して、空気の世界に生長してきました。そして自分を出現させています。つまり大きな循環をくりかえしているものですが、その根源は海から生じたものといってよいでしょう。

この海の底・中・表の津の男神と称え、住吉の神と崇めてきた古人の智恵に深い敬意を表する次第です。

住吉さまの詳細については、このホームページをご覧ください。歴史と伝統に彩られた大社の全貌を識ることができるでしょう。

住吉大社宮司
真弓常忠 (まゆみつねただ)

大正12年、大阪市に生まれる。神宮皇學館大學に学び、皇學館大學教授、八坂神社宮司を経て、現在、住吉大社宮司。兼ねて皇學館大學名誉教授。

神道学、神道史学、とくに祭祀学を専攻。『神道の世界』『神道祭祀』『祇園信仰』『天香山と畝火山』『日本古代祭祀と鉄』など、独自の視点からの著書多数。
--------------------------------------------------------------------------
私の住む地域の氏神さんは「松本神社」と称するが、宮司も居ない小さな「祠」みたいなお宮だが、もともと木津川の水運の守り神として鎮座され崇敬されてきたらしい。
その祭神が住吉大社と同じ神々を祭っているのであり、私は以前から住吉大社には親近感を持ってきた。
上の記事に書いてあるが再度引いておくと
底筒男命・中筒男命・表筒男命という、イザナギノミコトのミソギハラエに際して海の中から現れた神、および息長足姫命(神功皇后)の四体の神を祭っている

この住吉大社には摂社が数社と「末社」が数社あり、その中に 楠珺社というのがあって、これが、ここで採り上げる「はつたつ参り」の主人公である。

massya_p_02.jpg
 ↑ 楠珺社(なんくんしゃ)

以下、ホームページに載る記事を引いておく。
---------------------------------------------------------------------------
お稲荷さんです。境内の奥には、樹齢千年を超える楠 (くすのき) の大樹があり、江戸時代、人々は楠の神秘的な霊力に祈りを捧げていました。その後、根元に設けられていた社にお稲荷さんを祭るようになったといわれています。現在では、大阪商人を始めとして、全国、さらに海外の信仰を集めるまでにいたりました。また祈祷木 (きとうき) があり、願い事と氏名年齢を書いて預けていただくと、お祓 (はら) いののち、みなさまの発達・安全などを祈祷し焼き納めます。

商売発達のために遠方から訪れる人も多く、早朝から大勢の参拝客でたいへんにぎわいます。種貸社、楠珺社、浅沢社、大歳社の四社をそれぞれにお参りするのが慣わしとなっています。

初辰(はつたつ)とは、毎月最初の辰の日のことです。この日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてくれると信仰されてきました。そして4年を一区切りとして、48回参拝すれば、満願成就となります。これは、四十八辰、つまり始終発達するという意味からきたもので、4年間月参りを続けられるというのは、それだけ無事発達していることでもあります。

また楠珺社で親しまれているのは、羽織りを着た愛嬌のある土人形の招き猫です。偶数月には右手を、奇数月は左手を挙げたものを毎月集め48体そろうと、満願成就の証として納めていただきます。そして新たに大きな招福猫と交換してもらい、今後のご繁栄を祈願します。

おみくじ
和歌の神さまで有名な住吉ならではの、独特の歌占いのおみくじがあります。単なる占いではなく、和歌に託した神の教えとして、占いを受ける人に確かな指針を与えてくれます。
--------------------------------------------------------------------------
ここへ「はつたつ参り」に行くようになったきっかけは、NHKの放映を見たことに由来する。
同じ番組を友人のS君も見ていて、興味を抱き、ふたりで「月参り」を四年間めざしてやってみよう、ということになった。
四年間ふたりの寿命が持つかどうか判らないが、目標として面白いのではないかということである。

2010年7月の「初辰」の日からはじめたので、今月十一月三日で都合29回お参りした。
三十回目の「はったつ」さんは、本年納めということで、本日、十二月九日ということになる。
掌に乗るような小さな(昔風に言うと一寸ということか)招き猫を賜ってきて、専用の収納ケースも買い求めて、それに飾って床の間に置いている。
四年間で合計48個貯まれば一回り大きい「中猫」と取り替えてもらえるという。
これも「生きる」目標としてのキーストーンだと思っていただければ有難い。
もっとも、住吉大社に言わせると、こういうのは民間でやっている商売であって、住吉神への信仰とは何の関係もない、ということだが、まあ、いいではないか。

そのS君のことだが、一昨年十一月末に軽い脳梗塞を起こして救急車で病院に担ぎ込まれた。
右側の上肢と顔面、それに言語障害があり、ひところは腕が痺れて手の指も開けなかったという。
現在は手、指の痺れは良くなってきた。一頃は「高気圧下での酸素吸入」、「薬剤の点滴」、理学療法士によるリハビリなどに懸命であった。
一番ひどいときは「吸呑み」に入れて吸った茶が、だらだら垂れて飲めなかったという。
軽度な障害のようなので急速に回復すると思うが、親友のこととて、一時は気を揉んだ。

住吉大社については、この記事が写真入りで面白く見られるので、お試しあれ。
詳しくは、そこで見てもらうとして、ここでは「大鳥居」と「反り橋」の写真を出しておく。
sumiyoshi01.jpg

sumiyoshi02.jpg


copyright © 2019 Powered By FC2ブログ allrights reserved.