
──新・読書ノート──
パウロ・コエーリョ/クリスティーナ・オイティシカ『雲と砂丘の物語』・・・・・・・・木村草弥
・・・・・・・TOブックス2012/10/31刊・・・・・・・・・




地中海で生まれた"雲"は、
ある日ほかの雲と別れて砂漠
に向かった。
そこで出会った"砂丘"に一目
で恋に落ち、そのまま留まるこ
とを決める。
しかし、それは"雲"が遠から
ず消えてしまうことを意味し
ていた。
自分の存在と引きかえに、砂
漠にはある奇跡が生まれよう
としていた——。
「雲と砂丘の物語」という絵本である。 薄い本だが、全部で20枚の絵があるが、その中から4枚だけ出しておく。
パウロ•コエーリョ(Paulo Coelho)
1947年、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。作家・
作詞家。1988年に発表した小説『ァルケミスト』はこ
れまでに全世界で6500万部以上発行され、歴史上最も
読まれた本のひとつとなっている。最も多くの言語に翻
訳された現存の作家としてギネスにも認定されている世
界的ベストセラー作家。『アルケミスト』『ベロニカは死
ぬことにした』『星の巡礼』『ビエドラ川のほとりで私は
泣いた』(すべて角川文庫)など著書多数。本書が夫婦
合作による初の作品である。
クリスティーナ・オィテイシ力(Christina Oiticica) /絵
1951年、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。ア一ティ
ス卜でありパウロ・コエーリヨの妻でもある。「エコア一
ト」 「ランドアー」と呼ばれる特殊な技法を用い、独
創的な作品を発表。世界的に高い評価を受け、日本を含
む世界各国で展覧会が開催されている。絵本の挿絵を担
当するのは本書が初となる。
コエーリョについては大分前にブログで採り上げたことがある。
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