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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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私の生前戒名を授与された・・・草弥
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        私の生前戒名を授与された・・・・・・・・・・・・・草弥

かねて菩提寺にお願いしておいた私の「生前戒名」が授与された。
画像として掲出したものが、その通知状である。
二番目の画像の右側には、私の本名「木村重夫」と書かれているが、私のスキャナではサイズがはみ出すのでカットした。
住職とも話し合って、私のペンネームを「法号」(戒名)の中に採りいれてもらって有難いことである。
私は、ここ二、三十年来、本名でなくてはならない以外は「木村草弥」と名乗って過ごしてきたので、死後も、この名が残るのが念願だったから嬉しい。
それとともに、私の本名も「智院」という院号の他に、日蓮宗では必ず「日号」と言って「日なんとか」と付くが、そこに「夫」の字と同じ音の「雄」の字を採って「日」と命名していただいた。
戒名の全体像は、画像で見られる通りである。
「逆修」とは、生前受戒の意味であり、「草弥」の部分が朱字になっているのも生前授戒だからである。
すでに亡妻の位牌はあるが、それは「お正念抜き」をしてもらって、新しく、今回の私の戒名と並べた位牌を新調することになる。
その場合に、私は生存中だから、私の戒名には「草弥」の箇所が朱字になるのである。
これで私の「死に支度」は整ったことになる。
以上、謹んで、ご報告である。   合掌。

この機会に「戒名」のことで少し補足して書いてみたい。
宗派によっては「院号」とか、全体の字数なんかに差別があることがあるが、日蓮宗は幼い童子などの場合を除いて、すべての人に「院号」が付く。
居士、大姉、信士、信女を問わず、である。
「日号」と言って、日蓮宗徒である印として「日なんとか」と付くのが特徴である。
全体の字数も同じ長さである。
私の住んでいる辺りは、すべて浄土宗であるが、「院号居士」という言い方があるように「院号」にも「院」以外に「軒」「斎」というのが付く差別があるらしい。
浄土宗には「五重」という制度があり、これを受けると戒名が授けられ、戒名の末尾に「禅定門」女ならば「禅定尼」と付くようである。
ネット上の情報によると、こういう戒名の付け方に金銭がからみ、院号などは金額が高い、とか書いてある。
これらは、本来は、信仰の深さとか菩提寺への貢献度の多寡で判断されるものである。
私は無信心で「居士」には値しないのだが、父が戦後の混乱期に「檀家総代」を務めていて功績があるし、亡妻が既に「大姉」の称号を得ているので、それと並べる意味から居士が付いたと思っている。




いかるがの暮色連翹のみ昏れず・・・和田悟朗
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   いかるがの暮色連翹のみ昏れず・・・・・・・・・・・・・・・和田悟朗

連翹はモクセイ科の落葉低木で中国原産。古くから日本に渡来(『古今集』成立の延喜時代)したが、当時は薬用であった。
庭園木としては江戸初期からで、叢生して高さ2メートル前後にも達する。
垂れた枝は地面についた節から発根する。早春、葉に先立って葉腋に黄色の四弁花を無数につける。
公園などならよいが、個人の庭には植えるものではない。

   連翹の猖獗ぶりや黄みどろに・・・・・・・・百合山羽公

という句にもある通り、はびこって、はびこって仕方がない木である。私の方では、一度植えたが、はびこりぶりに懲りて引っこ抜いた。
連翹は早春の花の時期だけの木で、一年の後の大半は枝を伸ばしては、地面に触れると、そこから根を下ろして、はびこるばかりである。
派手に咲きさかる花なので目につきやすく、古来、多くの俳句に詠まれて来た。
後でそれらの句を紹介するが、私の個人的な感情を言うようで申訳ないが、私は好きになれない花である。

鹿児島寿蔵の歌に

   はじめより咲きさかる日をおもはする連翹千の枝かぜになびけり

と詠まれるように、わっと咲きさかる木である。
連翹には支那レンギョウ、朝鮮レンギョウなどの種類があるらしいが、ちょっと見には我々素人には区別がつかない。
連翹は学名をForsythia suspensa というが、これは18世紀のイギリスの園芸家Forsyth氏に因むが、朝鮮レンギョウは末尾がkoreana となる。

以下、レンギョウを詠んだ句を引いて終りたい。

 連翹の一枝円を描きたり・・・・・・・・高浜虚子

 連翹や真間の里ひど垣を結はず・・・・・・・・水原あき桜子

 連翹の垂れたるところ下萌ゆる・・・・・・・・山口青邨

 行き過ぎて尚連翹の花明り・・・・・・・・中村汀女

 連翹や歳月我にうつつなし・・・・・・・・角川源義

 連翹の鞭しなやかにわが夜明け・・・・・・・・成田千空

 連翹に月のほのめく籬(まがき)かな・・・・・・・・日野草城

 連翹のまぶしき春のうれひかな・・・・・・・久保田万太郎

 連翹の黄のはじきゐるもの見えず・・・・・・・・後藤夜半

 燦と日が連翹の黄はなんと派手・・・・・・・・池内友次郎

 連翹に頭痛のひと日ありにけり・・・・・・・・鈴木真砂女

 目に立ちて連翹ばかり遠敷(をにふ)郡・・・・・・・・森澄雄

 連翹の邪魔な一枝を括りたる・・・・・・・・北沢瑞史

 子を叱るこゑつつ抜けやいたちぐさ・・・・・・・・小山陽子

 連翹の黄に触れ胎の子が動く・・・・・・・・樟 豊



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