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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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武藤ゆかり写真集『そぞろ川』・・・木村草弥
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──美しい画像集──

       武藤ゆかり写真集『そぞろ川』・・・・・・・・・・・・・木村草弥
                 ・・・・・・・文芸社2006/03/15刊・・・・・・・・・

敬慕する武藤ゆかり氏が、この本を贈ってきていただいた。
先日、私の次女・木村ゆり の写真集『Saudade』を贈るように手配し、その受領の御礼として私に下さったものである。
前にも写真集を採り上げたことがあるが、もとより私は写真には素人だが、御礼の意味をこめて、ここに紹介しておくものである。
採用した写真も私の恣意であり、武藤さんにとって気に入らないかも知れないが、お許しを。

武藤ゆかりさんの略歴

1965年 茨城県生まれ
東京外国語大学英米語科 卒業
新聞社勤務などを経る
歌人として 短歌結社「短歌人」同人 歌集など多数
写真家として 日本写真協会会員

主な写真集
1993年 写真集『南方見聞録』 (光村印刷)
1995年 写真集『紅葉抄』 (河出書房新社)
1996年 写真集『色葉集』    ( 〃 )
1997年 写真集『ついのすみか』 (光村印刷)
1998年 写真集『ついのすみか』で第10回写真の会賞受賞
      写真詩集『吹き寄せ花』 (光村印刷)
2001年 写真詩集『露のあとさき』 (新風舎)
2004年 写真集『雛の棲む家』 (文芸社)
2006年 写真集『すくすくさん』  (文芸社)
2007年 写真集『仏の炎神の水』 (文芸社)
2008年 写真集『風水日和』    (文芸社)
2009年 写真集『水の一族』    (文芸社)





這ひながら根の消えてをり浜昼顔・・・高橋沐石
hamahiru021浜昼がお

     這ひながら根の消えてをり浜昼顔・・・・・・・・・・・・・・・・高橋沐石

「昼顔」は、およそ野生のもので、よく目にするものとしては「浜昼顔」であろうか。
ヒルガオ科の蔓性多年草で、各地の海岸の砂地に自生する。
砂の中に地下茎が横に走り、地上茎も長く伸びて砂の上を這い、丸くて厚く、光沢のある葉を互生する。
旺盛な繁殖力で、ときに広い面積に群生しているのを見かけることがある。
地域によって異なるが5、6月ごろ葉腋に長い柄を出し、淡い紅色の花を上向きに開く。

この句は、浜昼顔の生態をよく観察したもので、海辺に咲く浜昼顔を過不足なく描写して秀逸である。

私には昼顔や浜昼顔を詠んだ歌はないので、歳時記から句を引いて終わる。

 きらきらと浜昼顔が先んじぬ・・・・・・・・中村汀女

 浜昼顔咲き揃ひみな揺れちがふ・・・・・・・・山口草堂

 浜昼顔風に囁きやすく咲く・・・・・・・・野見山朱鳥

 はまひるがほ空が帽子におりてきて・・・・・・・・川崎展宏

 浜昼顔タンカー白く過ぎゆける・・・・・・・・滝春一

 浜ひるがほ砂が捧ぐる頂きに・・・・・・・・沢木欣一

 昼顔のあれは途方に暮るる色・・・・・・・・飯島晴子

 海高し浜昼顔に跼む吾に・・・・・・・・森田峠

 浜昼顔鳶が落とせし魚光り・・・・・・・宮下翠舟

 浜昼顔廃舟錨錆び果てぬ・・・・・・・・小林康治

 潮泡の音なく崩れ浜昼顔・・・・・・・・稲垣法城子

 天日は浜昼顔に鬱(ふさ)ぎつつ・・・・・・・・中村苑子

 浜昼顔島の空港影もたず・・・・・・・・古賀まり子

 風筋は浜昼顔を駈け去りし・・・・・・・・加藤三七子

 つつつつと浜昼顔の吹かるるよ・・・・・・・・・清崎敏郎

 海鳴りや浜昼顔の引けば寄り・・・・・・・・下鉢清子

 浜昼顔に坐すやさしさの何処より・・・・・・・・向笠和子


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