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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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国民の都 東京は・・・高く立て日の丸を/ゴッド・ブレス・アメリカ・・・・・・・・・・・・・鶴見俊輔
鶴見俊輔詩集

──鶴見俊輔の詩──(2)再掲載・初出Doblog2005/11/09

       状況歌・・・・・・・・・・・・・・・・・鶴見俊輔

     国民の都 東京は

     日本の知識人(インテリ)を包む

     高く立て日の丸を

     ゴッド・ブレス・アメリカ

 (鶴見俊輔詩集『もうろくの春』より)
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この詩は、痛烈な「アイロニー」に満ちている。
アメリカ育ちなのに、この視線の厳しさ、諷刺、はどうだろう。
今の首相・小泉純一郎の、ブッシュべったりの姿勢を批判しているとも受け取れる。
日本が、よく言われることだが、アメリカの51番目の「州」であるかのごとき現状へのアイロニーであろうか。

言うまでもないことだが、蛇足的に書いておく。
<高く立て日の丸を>のフレーズは、戦前、戦後に日本の労働運動などの時に歌われた革命歌「高く立て赤旗を」を踏まえているのは確かであり、
また<ゴッド・ブレス・アメリカ>のフレーズは、↓の歌に因んでいる。
念のために歌詞とYouTubeの動画を引いておく。

God Bless America, Land that I love.      
Stand beside her, And guide her,
Thru the night with a light from above.

アメリカに主の祝福あれ 我が愛する国よ
アメリカを守り 導きたもう
夜通し降り注ぎし 天上の御光

From the mountains,
To the prairies, to the oceans,
White with foam
God bless America,
My home sweet home.

解説
アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, 1888-1989)作詞・作曲。元々は1918年の夏にブロードウェイでの小喜劇用に書かれたが、歌詞の内容が喜劇とマッチしなかったため一旦はお蔵入りとなった。1938年の冬、緊迫する世界情勢を前にバーリンは歌詞を書き改め、歌手のケイト・スミス(Kate Smith)がこれを同年の休戦協定の日に彼女のラジオ番組で歌ったところ、瞬く間にアメリカ国民の絶賛を受けることとなった。楽譜は飛ぶように売れ、バーリンはこの売り上げを元に「ゴッドブレスアメリカ基金」をボーイ/ガールスカウトのために設立した。


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はじめに書いてある通り、この詩は2005年に載せたものであるから、その当時のアメリカの大統領はブッシュ・ジュニアであり、日本の首相が小泉純一郎であった、ということである。
この私のコメントは今でも「生きている」と思っている。
もっとも現今の日本の状況は、一層の混迷を深めているというべきだろう。


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