
おぼおぼと春の宵月赤ければ
土龍(もぐら)は土をもくもく盛りぬ・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
この歌は私の第四歌集『嬬恋』(角川書店)に載るものである。
写真はモグラ。
百科事典によると、東日本にはアズマモグラ、西日本にはコウベモグラ、九州にキュウシュウモグラ、佐渡にサドモグラ、高山限定のシナノミズラモグラ、などが居るという。
近年大型のコウベモグラが勢力を拡大して東は箱根山に及んでいるという。
この解説を見て気付くことは海で種が異なっていることである。つまりモグラは海を渡れないということであろうか。
写真はネット上から拝借したもので、何モグラなのか私には判らない。
モグラは土の中のミミズや虫などを食べているもので、巣から餌場への往復に、もくもくとトンネルを掘り、農作物の根を荒らすので嫌われものである。
私の方の菜園でも、ひどい被害を受け、ペットボトルを再利用した「風車」などを設置してみたが、風がなければ地中に音が響かないし、
殺鼠剤は使いたくないし、なかなか効き目がない。巣は雨水が入らない、何かの物体の下などに作るらしい。
私の方の菜園ではコンポストの下に、どうも巣をしているらしいので、そこにトンネルを利用して石油ストーブ用の「灯油」を流し込んでみたら効果があった。
また、風車も、そうだが、地中に響く振動が嫌らしいので、菜園の4、5個所に長めの杭を打って、一日に数回、その杭を槌で20回くらい打つ、
というのをやってみた。昨年は効果があった。
モグラは冬眠するので、今年また冬眠から覚めて悪いことをするようなら、試してみたい。
モグラの思い出としては、昔、少年の頃、モグラの被害を防ぐためにモグラの捕獲を奨励し、モグラを捕まえて農協へ持ってゆくと賞金をくれた。
私の方は農家ではないのでやってみたことはなかったが、農家の子供たちはモグラを捕まえて小遣いかせぎをしていたのを覚えている。
<<参考資料─福島第1原発事故、海外で「スリーマイル島原発の同等以上」との見方広がる・・・・・・・・・産経新聞 | ホーム | 天人といえども時至れば身に現れる五衰/移りゆく季節に魂たちは感じ易い/万物は流転する・・・・・・・・・鈴木漠>>
| ホーム |