K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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草弥の詩作品・短歌 「エピステーメー」12首・・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
短歌
kozo3bigコウゾの雌花
↑ コウゾの花=雌花
kouzo09コウゾの花
↑ 下の白いのは雄花と雄花のつぼみ

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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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──草弥の詩作品<草の領域>──(71)

       エピステーメー ・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥

    千年で五センチつもる腐葉土よ楮(かうぞ)の花に陽があたたかだ

    手漉紙のやうにつつましく輝(て)る乳房それが疼くから紅い実を蒔かう

    紅い実をひとつ蒔いたら乳房からしつとりと白い樹液が垂れた

    呵責(かしゃく)とも慰藉(ゐしゃ)ともならむ漂白の水に漉かれて真白き紙は

 プラトン、アリストテレス「感覚的知覚=ドクサ」に対立する「理性的認識=エピステーメー」『哲学用語辞典』
    フーコーは「思考の台座」と名づけたがエピステーメー、白い裸身だ

    振り向いてたぐる時間は紙子のやうにしなしなと汚れてゐるな

    われわれはひととき生きてやがて死ぬ白い紙子の装束をまとひ

    惜しみなく春をひらけるこぶし花、月出でぬ夜は男に倚(よ)りぬ

    くるめきの季(とき)にあらずや<花熟るる幽愁の春>と男の一語

    花に寄する想ひの重さ計りかね桜咲く日もこころ放たず

    異臭ある山羊フロマージュ食(は)みをりぬ異臭の奥に快楽(けらく)あるかと

    私が摑まうとするのは何だらう地球は青くて壊れやすい

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昨年の十二月中旬に角川書店・月刊誌「短歌」三月号用に、「短歌」編集部から私の新作の歌12首の
投稿依頼があって、締切が1月20日なので、すぐに用意して一月上旬に発送した。
この三月号は本日2月25日発売されたので、今日の日付で載せるものである。

縦書きと横書きでは印象が全然違うので、大きな書店の店頭で立ち読みしてもらいたい。
これには、安いが原稿料が支払われる。

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エピステーメー について
私の愛読書はフーコーではなく「エピステーメー・ウィトゲンシュタイン」10月号創刊1周年記念特大号(昭和51年10月)でした。エピステーメーという懐かしい言葉に出会ったので一言まで。石川朗。
2011/03/16(水) 21:55:36 | URL | 石川 朗 #/2xhchfw [ 編集 ]
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