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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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風吹けばかさこそ竹の落葉して私語めくごとしあかとき夢に・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
DSCN2743竹林本命

  風吹けばかさこそ竹の落葉して
      私語めくごとしあかとき夢に・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥


この歌は私の第一歌集『茶の四季』(角川書店)に載るものである。

この歌のつづきに

竹と竹うち鳴らしつつ疾風は季(とき)の別れをしたたかに強ふ

というのが載っている。ちょうど季節の変わり目で疾風が吹きぬけることがある。
若葉の頃で俳句では「青嵐」という季語がある。
そして、また「竹の秋」「竹落葉」という季語もあるように、竹も新旧交代の時期で、ぐんぐん伸びる筍、若竹の裏に、新葉が出てくると古い葉が落ちるのである。
竹林には、そういう古い葉が降り積もって層になるのである。

私たちの住む辺りにも竹林が多い。聞くところによると関東には竹やぶがないそうであるが、私は確かめてみた訳ではない。
竹林というと京都・嵯峨野の竹林が有名である。ここは観光地であり、遊歩道としても整備されている。
写真②は、その嵯峨野の一風景。
thumbnenbutsuji4化野念仏寺竹林

私の歌について言えば「竹の落葉」が「私語めくごとし」というのがミソである。「あかとき」とは「あかつき」の古語である。
俳句にも先に季語を示したが、たくさん詠まれているので、それを引いて終わる。

 竹落葉時のひとひらづつ散れり・・・・・・・・細見綾子

 竹散つて風通ふ道いくすぢも・・・・・・・・石田あき子

 思ひ出すやうに散るなり竹落ち葉・・・・・・・・久永雁水荘

 竹散るやひとさし天を舞うてより・・・・・・・・辺見京子

 夏に病みて竹枯れやまぬ音に臥す・・・・・・・・斎藤空華

 竹の皮日蔭日向と落ちにけり・・・・・・・・高浜虚子

 ひと来りひと去り竹の皮落つる・・・・・・・・長谷川素逝

 皮を脱ぎ竹壮齢となりにけり・・・・・・・・宮下翠舟

 若竹や鞭の如くに五六本・・・・・・・・・川端茅舎

 竹の奥なほ青竹の朝焼けて・・・・・・・・加藤楸邨

 若竹や傾きわれもかたむけり・・・・・・・・八木林之助



コメント
コメント
まあ、いくらなんでも掲載写真程度の「竹藪」は庭園・山中を問わずありますが。(^^)。
おそらく東西の人の「竹藪」の概念に違いが
あるのかもしれませんね。
2011/06/08(水) 07:00:30 | URL | 2000円マスター #- [ 編集 ]
京都の竹やぶは一群が数十、数百町歩にわたるものです
■マスターさま。
お話しを交わすのは久しぶりです。
お父上の逝去と震災の後遺症は多少は
癒えましたか。
ご無理のないように、ぼつぼつとやって下さい。
写真は「竹やぶ」のさわりに過ぎません。
「嵯峨野」の竹林群も数十町歩に及ぶものです。
洛西から乙訓にかけては「たけのこ」の産地で
まさに数百町歩の竹林が丘をなして続いています。
しかし竹林も手入れをしないと荒れるので
竹製品としての利用がないので、一般的に、
特に「真竹」林は荒廃しています。
そして際限なく隣地に侵入して広葉樹林などを
荒らしています。困ったことです。
では、また。
2011/06/09(木) 09:17:19 | URL | sohya #- [ 編集 ]
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