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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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石神賢介『婚活したらすごかった』・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
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──新・読書ノート──

   石神賢介『婚活したらすごかった』・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
                 ・・・・・・・・新潮新書・発売日:2011/08/16・・・・・・・・・・

     「とりあえずホテルに」と彼女は言った。抱腹絶倒の体験ルポ。【超実用的婚活マニュアル付き】

   突然、結婚したくなった四十代バツイチの著者が婚活で遭遇したのは、想定外の個性あふれる面々だった。
   初対面でホテルに誘うCA、情が深過ぎる銀座ホステス、八歳もサバを読むアナウンサー、詐欺スレスレの輩、やたらとムサい男たち……。
   現実はものすごいことになっていたのだ。
   ネット婚活、お見合いパーティー、結婚相談所、海外婚活の現状を体当たりで取材した前代未聞、抱腹絶倒ルポ。
   超実用的婚活マニュアル付き!

新潮社の読書誌「波」九月号に載る著者の紹介記事を転載しておく。
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    面白く、哀しく、そしてすごかった・・・・・・・・・・・・・石神賢介

 大震災以来、女性の結婚願望が猛烈な勢いで高まっているという。特に一人暮らしだと、在宅時に災害に襲われても誰にも助けてもらえないという恐怖をリアルに感じているのだろう。また、不倫を解消する女性も後を絶たないという。ふだんどれだけいちゃいちゃしていても、天災となれば、男は家族のもとへ急ぐ。頭の中ではわかっていたはずのことが現実に起きたのだ。そんな関係を清算した女性たちも、これからの人生で手を携えて生きるただ一人のパートナーを探し始めた。
 彼女たちが集まるのが、インターネットの婚活サイト、全国各地で催されている婚活パーティー、かつて結婚相談所といわれた結婚情報サービスだ。五、六年前までは、こうした婚活の場はもてない男女の救済場所のイメージがあった。しかし、四十代、バツイチの私が実際に参加すると、そこにいるシングル女性の数も質も仰天するほどだった。
 大手婚活サイトで出会った妙齢の女性には、初デートでホテルに誘われた。航空会社の客室乗務員だ。もちろん、鼻の下をのばしてついていった。
「出会って、手をつないで、キスして、やっとお泊りして、ベッドの上の相性が合わないとわかったら、そこまでの時間が無駄になるでしょ?」
 青山のイタリアンレストランで食事の後、タクシーの中でささやかれた。女性は現実的だ。彼女の考えは理に適っているが、婚活で実行に移す人には初めて会った。何よりも「相性」を重視するため、早めに肌を合わせないと本当に不毛な時間を費やしてしまうということだった。
 婚活パーティーではアニメの声優とも出会い、デートを重ねた。会話からは知性が感じられたが、声質は当然アニメ系だ。下着はフルーツ模様。妙齢の成熟した女性なのに、こちらは、なんとなく未成年に悪さをしている気がしていけない。
「どうして、なの?」
 元気を失ったアレを見つめられ、首を傾げられ、悲しい気持ちになった。男は四十歳を過ぎると、願望と機能が必ずしも一致しない。体の相性がよくないと男女としてのいい関係は結べず、結婚には至らない。客室乗務員の女性が言った通り、早期の夜の行為のトライアルは重要かもしれない。
 こうして、ふつうのOLをはじめ、客室乗務員、アニメ声優、銀座のホステス、エステティシャン、アナウンサー、占い師……など、私が婚活の場で出会った個性豊かな女性たちとの実話をまとめたのが、本書『婚活したらすごかった』だ。婚活サイトに登録した時の驚き、婚活パーティーでの緊張、フェイスブックの婚活アプリを通して大勢の東アジアや南アメリカの女性から交際を申し込まれた戸惑い、そして、女性と親しくなるための創意工夫、紆余曲折、七転八倒をありのまま書いた。
 婚活市場では、男としての市場価値がリアルにわかる。おもしろく、哀しく、そして、書かずにはいられないようなすごい体験ばかりであった。 (いしがみ・けんすけ フリーライター)

「立ち読み」も出来る。お試しあれ。

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