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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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塩野七生『ローマ人の物語』文庫版完結と「スペシャル・ガイドブック」・・・・・・・・・・・木村草弥
塩野七生

──新・読書ノート──

     塩野七生『ローマ人の物語』文庫版完結と「スペシャル・ガイドブック」・・・・・・・・・・・木村草弥
              ・・・・・・・・・新潮文庫2011/09/01刊・・・・・・・・・・・

塩野七生さんの畢生の著作『ローマ人の物語』文庫版が完結して、今回そのシリーズを読み解く上で大変便利な「スペシャル・ガイドブック」が出た。
私は塩野七生さんの大ファンで、彼女の著作は大半は持っているが、隅から隅まで完読したというのでもない。
買ってはいるが、まだ読み切れていないものもある。
『ローマ人の物語』も分量が多いので、気にまかせての読書になりがちで、とっつきやすいところから読んでいる始末である。
最終巻の「43」には巻末に「通貨は国情の反映である」という見出しで「コインで見るローマ帝国の変遷」として十九ページにわたって、
紀元前6世紀から6世紀中頃までのローマ・コインがカラー図版で載っている。
地中海世界に行くと、露天商をひやかしていると、古代のコインの本物だとか言ってコインを売りつける輩が必ず出現する。
これらは、全く偽物もいいところで、だが、その甘言にまんまと乗って買っている人が居るから、ご愛嬌である。
また「スペシャル・ガイドブック」には第一巻の『ローマは一日にして成らず』から始まって、Ⅱ『ハンニバル戦記』、Ⅲ『勝者の混迷』、Ⅳ『ユリウス・カエサルルビコン以前』、
Ⅴ『ユリウス・カエサルルビコン以後』、Ⅵ『パクス・ロマーナ』、Ⅶ『悪名高き皇帝たち』、Ⅷ『危機と克服』、Ⅸ『賢帝の世紀』、Ⅹ『すべての道はローマに通ず』、ⅩⅠ『終わりの始まり』、
ⅩⅡ『迷走する帝国』、ⅩⅢ『最後の努力』、ⅩⅣ『キリストの勝利』、ⅩⅤ『ローマ帝国の終焉』の各巻を読み解くヒントが短い文章で図版や写真とともに書かれていて、
絶好のガイドブックとなるのである。
今の時代は、とにかくビジュアルの時代で、気軽に読んでもらえることが必須の要件である。
今の読者はきまぐれで、視覚に訴えてくる文章でないと、なかなか読んでくれない。
このガイドブツクに導かれながら、この膨大な著作を読み返してみたいものである。

「立ち読み」もできるのでお試しあれ。

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