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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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江ノ島や五日の磯に人のせて・・・・・・・・・・・・・・・星野恒彦
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  ■江ノ島や五日の磯に人のせて・・・・・・・・・・・・・・・星野恒彦

  ■牛日や駅弁を買いディスク買い・・・・・・・・・・・・・・・木村美智子


正月の各日に獣の名を宛て、元日=鶏日、二日=狗日、三日=猪日、四日=羊日、五日=牛日、六日=馬日とし、七日=人日つまり人を占い、人を尊ぶ日、とされていた。
人勝節などとも言い、中国の前漢時代に定められた日だという。

元日から六日まで、天候によりその年の禽獣や農作物が豊かかどうかを占い、七日は人の世界の運勢を占ったらしい。
昔の『歳時故実』という本に「牛日といふ。○木造り始め 禁裏にあり。千寿万歳ならびに猿楽等来たる」とある。
掲出した二句目に「牛日」とあるのは、その意味である。

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図版②は葛飾北斎「富嶽三十六景」相州江ノ島の図である。

歳時記に載る「正月五日」の句は多くはないが、引いて終る。

 水仙にかかる埃も五日かな・・・・・・・・松本たかし

 黒燦々正月五日の護美袋・・・・・・・・林 翔

 五日まだ賀状整理に更くる妻・・・・・・・・水島涛子

 蛸干すや五日の凪を讃へつつ・・・・・・・・中村君永

 歳徳の護符の舞い落つ五日かな・・・・・・・・渋谷天眠

 五日舞ふ大袖の振り潮を呼ぶ・・・・・・・・猪俣洋子
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今日は記事が短いので、いつも見せてもらっている「週刊俳句」から句を引いておく。
いずれも現代俳句らしい才気煥発な作品である。少しは秋の季語のものも入っているかも知れない。
私は俳句の実作者ではないが、いつも文芸表現として面白く拝見して刺激を受けていることを言っておきたい。

 つまべにや祇園の路地の身幅ほど・・・・・・・・角谷昌子

 秋のこゑ箱階段の箱を引く・・・・・・・・  〃

 天窓に嵌る青空小鳥来る・・・・・・・・  〃

 うつぱりのうへにうつぱりそぞろ寒・・・・・・・・  〃

 奥の間に蒲団伸べある町屋かな・・・・・・・・  〃

 おでん屋のあたりまで君居たやうな・・・・・・・・西村麒麟

 学校も冬眠もないなんにもない・・・・・・・・太田うさぎ

 冬の月差す射す刺すと変換す・・・・・・・・吉田悦花

 絶頂の手まへの銀杏黄葉かな・・・・・・・・  〃

 土日のみ開く蕎麦屋よ冬ぬくし・・・・・・・・  〃

 押上タワー建築途上年暮るる・・・・・・・・  〃

 あなたへの秋思はコーヒー一杯分・・・・・・・・月野ぽぽな

 霧の道ゆかねば木霊さみしがる・・・・・・・・  〃

 秋天の汲んでマンハッタンに棲む・・・・・・・・  〃


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