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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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草弥の詩作品「花 芯 ──お夏の巻」・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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──草弥の詩作品──(82)──<後水尾院シリーズ>(8)  

       花 芯 ──お夏の巻・・・・・・・・・・木村草弥

      お夏は市井の遊女である
      お上が遊里に遊ばれたときに 見つけて来られた
     「床上手」として知られていた

     お上は上皇として 直接には禁裏の公式行事にも縛られず
      学問と言っても いつもあるものではないし
      連歌の会も センスのある者が揃わないと面白くない
      と仰せられて ますます 色道に精を出された
     禁裏に詰める女は 氏素性を明らかにする者ばかりで
      色事には慣れておらず お上は専ら 自分の精を放つのみであった

     今しも院も熟年の齢になられて
     それも 市井の遊里に遊ばれて
      お相手をする遊女が 性の喜びを あからさまに発するのに驚かれた
     女が歓喜の声を発すると それがお上にも伝わって
      何とも言えぬ男女の性の一体感を味われたのだった
      お上は男女が共に果てる という性の秘め事の極致を求められた
      此処を愛撫すると女が喜ぶのだという秘処も お覚えになった

     口を吸われ 乳首を愛撫されて お夏は喘いだ
      さらに 花芯──豆へのお上の攻めはつづいた
          因みに 豆とはクリトリスのことをいう(閑話休題)

           早乙女の股ぐらを
           鳩がにらんだとな
           にらんだも道理かや
           股に豆を挟んだと、ナヨナ

         という民謡があったらしい、と
         当時流行り始めていた「笠句」の本に書かれている。お分かりかナ。 

     お上の舌が 容赦なく 花芯の尖端を舐めつづけるので
     お夏は 恥ずかしげもなく 嬌声を上げた
     「入れて!入れて!」と お上の一物の挿入を求めた
      お上の 温といお筆先が お夏の巾着に食い込み
          因みに 巾着とはヴァギナのことである
          この巾着は よく締まる などという
         お筆先とは ペニスのことである(閑話休題)
      二人は 獣のように つながりあった
     お夏の巾着の中で お上の筆先は ぬめぬめと動き
     挿入は 浅く 深く ぐるぐる廻って 変幻自在となり 
      二人は汗まみれになって 至福の境地へと高まってゆく
      まさに夢幻の時間が過ぎてゆくのであった

      途中で お上は挿入を止め 
      お夏を組み敷いて またもや 
     花芯へのクリニングスの攻撃を はじめるのであった
      お夏は耐えかねて 「行く!行く!」と息も絶え絶えになって絶叫する
     そして 「入れて!入れて!」と お上の一物の挿入を求める
     二人は ふたたび 獣のように番って 合体して 一つになる
     汗は 二人の顔や胸や腰や腹や背中やらを べとべとに濡らし
      いつしか 頂点に達して 「出る!行く!」と叫びあい
      お上のお筆先から シーメンが お夏の巾着に 放たれる
      遂に 二人は果てたのだ
     お上は 甘美な射精感と 
     お夏は 至福の受容感と に満たされて 
     遂に 二人は果てたのだ
     まさに 二人は合体の極致に達したのだった
     激しい息遣いと けだるい倦怠のうちに
     二人は布団に横たわり 高まった息遣いを 静めて
     けだるい眠りに落ちた

  のちに後水尾院は詠まれた

       <常夏のはかなき露に嵐吹く秋をうらみの袖やひがたき>

  「常夏の花」は撫子の異名である
                 

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