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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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補遺・緑茶ドリンクの今・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
200px-Suntory_IEMON伊右衛門

   補遺・緑茶ドリンクの今・・・・・・・・・・・・・・木村草弥

本編にも書いた通り、いま在来の「リーフ・ティ」 (急須や茶漉しで茶を淹れる葉茶)の業界は、ペットボトルや缶の「緑茶ドリンク」に押されて青息吐息の始末である。
自分の身を守るために緑茶業界で力のあるところは大手のパッカーと手を組んで「緑茶ドリンク」の分野に参入した。
その皮切りが宇治茶の「福寿園」で、2004年にサントリーと共同で「伊右衛門」を投入した。
今や緑茶の流通に占める「緑茶ドリンク」のシェアは数量ベースで50パーセントを越えていると言われるから深刻である。
サントリーと福寿園の「伊右衛門」は今や1000億円を越える売り上げを示しているという。
4902102068185綾鷹

この成功を横目でみていたのが、ボトリング業界の雄・「日本コカコーラ」であり、これも宇治茶問屋である「上林春松本店」と手を組んで、2007年に写真②の「綾鷹」を投入した。まだ一年半を経過しただけなので、どのくらいの数字を占めているか、私は知らないが、日本中に置かれる自動販売機の半数を、このグループが押えているので、売れているのは間違いなかろう。ただし販売は自動販売機のみでスーパー、コンビニなどでは売られていないそうで、その点ではかなり限界があるということである。一般の緑茶ドリンクとは内容量が10パーセント少なく、高級茶のイメージで売っているから、これも限界があるということ。
それに、このグループは、緑茶ドリンクでも他に「一(はじめ)茶織」「茶花」などのブランドを複数発売しており、健康茶の分野でも「爽健美茶」の他に「茶流彩彩」に2種類、「紅茶花伝」には何と7種類のバラエティを展開するなどしており、これが日本コカコーラグループの戦略のようで、集中してドカッと押しまくるということはないので、したがって「綾鷹」も数量的には限定されるものと判断できる。
写真②のリンク先をクリックしてもらえば、よく判るがCMも凝って作ってある。お暇があれば詳しく見てみるのも面白い。果してどうなるか、お手並み拝見と参りましょう。

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そもそも「緑茶ドリンク」なる流通を切り開いてきたのは「伊藤園」である。
もともとは「リーフ・ティ」の卸売り業者だった。その伊藤園が1985 年に発明した世界初の缶入り緑茶を原点に、長年に渡りお客様に愛され続けてきた「お~いお茶」 。
「おーいお茶」というネーミングも広く受け入れられて、緑茶ドリンクのパイオニアとして、伊藤園はキリンビールの「生茶」や「伊右衛門」やらの出現で一時的に落ちたシェアも生産、販売の両面で経営努力して、その都度、一定期間を経ると、一度落ちたシェアも取り戻してきたという。
伊藤園は緑茶専業として、どのグループにも属さずに、独力で、緑茶ドリンクのトップメーカーとして君臨してきたのである。
その日の出の勢いだった緑茶ドリンクも2007年には成長は止まり、いくらかの出荷減の様相を呈しているという。いわゆる「頭うち」である。
もともと「日本緑茶」の市場というのは数量ベースで言うと年間10万トンであり、今の数字は緑茶ドリンクも含んで全く変っていないから、「リーフ・ティ」の旧来の業界は、「緑茶ドリンク」に物凄く「食われた」と言えるのだ。
さればこそ、緑茶ドリンク業界内の競争は熾烈を極めているというべきである。
  
コメント
コメント
おはようございます
私は、お茶・紅茶・コーヒーなど1日に相当飲んでいます。
外出時にはペットボトルが重宝でつい買ってしまいますが、家族全体の一週間分の空ボトルを見ると、資源の無駄使いではと不安にもなります。
最近は、水筒の新しいタイプがあって軽量化されていますから、次第に変わっていくかもしれませんね。
ちなみに、私が外で買う時は緑茶を選ぶことはあまりありません。お茶好きとしてはあの味にどうしてもなじめないので、麦茶か水を選んでしまいます。
2009/05/30(土) 11:06:30 | URL | われもこう #- [ 編集 ]
「液体の茶」のこと
■われもこう様。
今日は午前中から気温がぐんぐん上がって
暑くなりました。
「元」お茶屋としては、「リーフティ」か「お抹茶」を飲んでほしい
のですが、記事にも書きました通り、全体の半分以上が
「液体」の茶になってしまいました。
お茶屋としても生き残りをかけて「液体」の茶を手がけざるを得ない
というところでしょう。
一番いい「緑茶」の摂取の仕方というと「お抹茶」の形でしょう。
「汁」だけでなく「葉っぱ」の成分も全部摂れるからです。
面倒な「茶筅」を使う必要はありません。調理用のミキサーで
ザァッと廻せばいいのです。
「ドリンク」茶が出回ってきた頃、私は今のような状態になる、と
警告を発してきましたが、同業者は「聴く」耳を持ちませんでした。
では、また。
2009/05/30(土) 13:44:40 | URL | sohya #- [ 編集 ]
ペット・ボトルのお茶はどうも好きになれません^^;
夏でもお急須で入れた熱い日本茶が美味しいと思う私です。
2009/05/30(土) 16:12:34 | URL | cherry☆mom #YCGV19Ew [ 編集 ]
茶には「一家言」を持っています
■cherry☆momさま。
お早うございます。
コメント有難うございます。
「われもこう」様からも、同じようなコメントを
いただきました。
私の「返事」をご覧いただいたら分かることですから
ここに繰り返しません。
そりぁ、急須で淹れたものに限りますよ。
私は、こういう言い方はいけないのですが
「お茶作りのプロ」ですから、お茶に関しては「一家言」を
持っています。
では、また。
2009/05/31(日) 06:44:41 | URL | sohya #- [ 編集 ]
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