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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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藤原光顕の歌「二月三月」13首・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
光顕

──藤原光顕の歌──(15)


        「二月三月」13首・・・・・・・・・・・・・・・・藤原光顕
            ・・・・・・「たかまる通信」No.94─2014/04/01所載・・・・・・・

   起き抜けの膝の痛み始まりはいつもそうだが そうではあるが

   水仙が咲き始めたと着ぶくれてかあちゃんが庭へ出てゆくところ

   震災の街また夢に広がり十八年経ってまだ会社にたどり着けない

   効能を感じたことはないけれど電気椅子と呼んで毎朝坐る

   週二回太鼓山を下りてスーパ—へ行く月二回ほど図書館も行く

   あと何回のこんな夜か 変わり映えせぬドラマ最後まで視て寝る

   淡い陽がカレンダ—を移る西向きの部屋が好きなほどに老いた

   起き抜けに飲むコップ一杯の水十年続けて何に効いたのか

   「アリガトウゴザイマシタ」と言う自販機へ片手をあげて自転車で帰る

   わけもなく悩ましかった春の夜のあの感覚がもう思い出せない

   七十余年軟弱で通した いまだに戦争反対などとほざき

   駐輪場は春近い風 とんちんかん二つで今日の買いだし無事に終わる

   あれはもうういいからという電話がくる 良い日もあって春が近そう

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おなじみの光顕ぶしである。
今回の作品は、何だか、なげやり、に思えて、感心しない。
光顕さん、老いに負けないでください。
「あとがき」にも書かれているが、今年の冬の寒さは、とても厳しかった。
私も同様に参ったので、よく判るが、お互いに、なんとか「老い」に逆らって頑張りたい。妄言多謝。




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