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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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藤原光顕の歌「終の棲処」11首・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
藤原

──藤原光顕の歌──(17)

      藤原光顕の歌「終の棲処」11首・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
           ・・・・・・・「たかまる通信」No.96/2014.10.01所載・・・・・・・・・・ 

            終の棲処       藤原光顕

  さて 何から片付けようか  ふいに涼しい九月一日がもう午後である

  どれもこれも出来そうにないとりあえず先送りして〇(マル)の日にする

  今のところは〇(マル)ばっかりの健康調査をポストに落とし自転車で帰る

  自転車の前籠にじゃがいも転がして奥さんは図書館へ行くところです

  うつむいて紫陽花の横を過ぎた人 どこへ何しに行ったのだろう

  あの恥を知るひとりまたいなくなってどこかがちょっとふわふわとする

  カタカナの花の名前三つほど覚えひたすら暑かった夏が終わる

  予告通りコンビ二閉店したらしく駐車場の花萎れかけている

  始末つかない文字いつまでも消えない目へすっとする目薬二滴ずつさす

  久しぶりに靴を磨く  京大阪よりも遠くへ出かけるときの靴だ

  午後は明るいトイレのドアのうすい汚れ けっきょくここが終の棲処か     
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「たかまる通信」の最新号が送られてきた。
おなじみの「光顕」ぶし、である。
私よりは若いが「老いの哀歓」の漂う一連である。
蛇足だが「終の棲処」のところは「ツイのスミカ」と読む。
それにしても表紙の望輔さんのイラストは、いつ見ても、いい。彼が亡くなって、もう何年経つのか。
藤原さん。有難うございました。

スキャナで読み取ったので、文字化けが、まだあれば指摘してください。すぐに直します。


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