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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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佐伯泰英『たそがれ歌麿』・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
佐伯

──新・読書ノート──

       佐伯泰英『たそがれ歌麿』・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
                     ・・・・・・・・・新潮文庫2014/12/01刊・・・・・・・・・・

     総兵衛は稀代の絵師喜多川歌麿が極秘裏に描く禁制に触れる一枚絵を追うのだが……。

     総兵衛は大目付本庄義親邸で喜多川歌麿なる稀代の浮世絵師と出会い、その絵と人物に不思議な魅力を感じさせられた。
     一方、私財を投じて掛け替えることとなった橋普請が進む中、強大な野分によって江戸の町は大打撃を受ける。
     折しも復旧に奔走する総兵衛の元に、歌麿が極秘裏に徳川政権の禁令に触れる絵を描いているという報がもたらされた。
     総兵衛は手を尽くして歌麿を追うのだが。。。。 


佐伯泰英の「新・古着屋総兵衛」シリーズ⑨ 『たそがれ歌麿』である。
喜多川歌麿の最末期の様子を巧みなプロットで描いたフィクションは見事である。
今回は派手な剣撃はないが、歴史的人物を扱いながらフィクションとして見事に結実させた。
女として歌麿が描いた「女」が、実はハンサムな「男」であった、などというプロットは、お見事という他ない。
「帯」に書かれるように「稀代の絵師が仕込む一枚絵の謎 政道誹謗」というところが何とも憎い。
ぜひ、お読みあれ。


      
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