

ハロン湾の朝日 ↑
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草弥の詩作品<草の領域>
poetic, or not poetic,
that is question. me free !
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──草弥の詩作品──(80)
ハロン湾の朝日/新作歌12首・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
・・・・・ベトナム紀行①/角川書店『短歌』誌2014年四月号掲載・・・・
うらうらと水墨画のごとき島影を染めてハロン湾に朝日出でたり
一九九四年にユネスコ世界遺産指定
ハロン湾─石灰岩台地が沈降し浸食が進んで奇岩、島々
「ベトナム」と言へば我ら熟年は果てしなき泥沼の「ベトナム戦争」想ふ
共産主義の防波堤たらんとアメリカが遥か越南に介入せしなり
ゲリラが潜むと「一村みな殺し」作戦─火焔放射もて焼き尽したり
密林を枯葉剤で丸坊主にする、手段を選ばず暴虐し放題
下半身がつながつた結合双生児ベトちやんドクちやんのこと
ホーチミン市クチ県郊外全長二〇〇㎞の「クチ・トンネル」随一の観光名所
今しも西沙(ホアンサ)、南沙(チユオンサ)諸島占拠する中国の覇権主義抗議デモに遭ふ
ベトナム国人口九〇〇〇万人。東南アジアの大国
戦争で死亡三百万人。十四歳以下の子供が人口の半数を占める若い国
ホーチミンは建国の父。ベトナム通貨はどの額面もホーチミン肖像
米粉で作るベトナムの麺フォー。牛肉味だがあつさりスープ
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かねて提出中の私の新作短歌が、本日発売の角川書店「短歌」誌2014年四月号に発表されたので出しておく。
これは一昨年十一月に行ったベトナム紀行の際に作ったものだが、この歌のテーマを過去の「ベトナム戦争」に絞った。
作品の質については内心忸怩たるものがあるが、お読みいただきたい。
原文は「タテ書き」で読みやすいので、大きな本屋の店頭で読んでいただけば有難い。これには安いが「原稿料」が支払われる。
このときの紀行文については → 「ベトナム世界遺産紀行9日間」をご覧いただきたい。
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