K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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「詩と思想」2015年7月号掲載・新作詩『寒椿』・・・・・・・・・・・・木村草弥
詩と思想
t-konoesiro近衛白(関西)
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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──草弥の詩作品──(82)

      寒 椿・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
         ・・・・・・「詩と思想」2015年7月号掲載・・・・・・・・・


          寒 椿            木村草弥   
              ──寒椿嘘を言ふなら美しく  渡辺八重子──

   「寒椿」または「冬椿」とも書かれるが、
   この花はツバキ科で、山茶花や茶とは同じカメリア属である。
   椿は、なかでも「薮椿」と呼ばれるものは、
   学名をCamellia japonica と言うように、
   日本の固有種である。
   日本では、初冬から晩冬にかけて寒中に咲くものを「寒椿」
   と称している。
   寒椿の学名はCamellia sasanqua cv. Fujikoana と言うが、
   ラテン語の学名の付けかたの世界では
   「cv」とは「園芸品種」とされている。
   藪椿が、日本固有の椿の原種ということであろうか。
   「獅子頭(ししがしら)」という品種の寒椿があるが、
   物の本によっては「山茶花」に分類されているのもあるので、
   まことに紛らわしい。
   椿と山茶花との区別の仕方として、
   ツバキは花が散るときに萼(がく)のところから、花がポロッと全体
   が落ちるのに対して、
   サザンカは花びらが一枚づつばらばらと落ちる、という違い
   があるとされている。
   しかし、寒椿の花は、サザンカと同じように花びらがばらば
   らに散るものもある、というから、余計にややこしい。
   一般的にツバキは、いま書いたように花全体がポロッと落ち
   るので、
   昔の武士は縁起が悪いと嫌がったという。
   先に書いたように、学名でもCamellia sasanqua までなら
   サザンカなのである。
   なお、Camellia というのは十七世紀のチェコの宣教師
   Kamell氏の名に因んでいることも、書いておこう。
   白い寒椿もある。

       冬つばき世をしのぶとにあらねども    久保田万太郎

   久保田万太郎の句は私も大好きで何度も採り上げてきた。
   万太郎は子供を亡くされてから「隠棲」された。
   身辺には或る女の人が寄り添っていたが、
   その人にも先立たれ沈潜した生活をしていた時期があるが、
   この句はその頃のものであろうか。
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かねて注文を受けていた新作詩が本日発売の「詩と思想」2015年7月号に載って発売されたので、ここに載せておく。
時期的にはマッチしないが、ご了承ねがいたい。






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