K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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アンソロジー『詩と思想詩人集2015』所載「水 馬」・・・・・・・・・・・・木村 草弥
詩と思想
800px-Mating_Water-Walking_IMG_7100アメンボウ
 ↑ あめんぼう
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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──草弥の詩作品──(83)
      
       水 馬・・・・・・・・・・・・木村 草弥
          ・・・・・・アンソロジー『詩と思想詩人集2015』所載・土曜美術社出版販売刊・・・・・・・・

           水 馬           木村 草弥
              ──ナルシスの鏡を磨く水馬──宮下恵美子
      
     水馬─あめんぼう は
     小さな、体重の軽い水生昆虫だから、
     細く長い脚の先で、巧みに水の表面張力を利用して、
     六本の脚で立って、ひょいひょいと水面を移動する。
     少年は、内向的な性格で、こんな虫や蟻などの生態を、
     じっと眺めているのが好きだった。
     と言って「昆虫少年」というのでもなかった。

     歳時記を見てみると
     「みずすまし」という名前が、間違って、
     この「あめんぼう」のこととして呼ばれていたらしい。
     「みずすまし」というのは全然別の虫であって、
     一センチほどの紡錘形の黒い虫である。
     「まいまい」という名前がある通り、
     水面をくるくると輪をかいて廻っている。
     水中に潜るときは、空気の玉を尻につけている。
     『和漢三才図会』には
         <常に旋遊し、周二三尺輪の形をなす。
         正黒色、蛍に似たり> と書かれている。
     「あめんぼう」(水馬)については
         <長き脚あって、身は水につかず、
         水上を駆くること馬のごとし。
         よりて水馬と名づく>
     と書かれていて、なるほどと納得する。
     「あめんぼう」という命名は、
     飴のような臭いがするので、この名があるという。

       水馬がふんばつてゐるふうでもなく
          水の表面張力を凹ませてゐる
──木村草弥
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かねて提出中の私の詩作品「水馬」の掲載されたアンソロジー『詩と思想詩人集2015』が出たので、今日の日付で載せておく。
詩の末尾に載せた歌は、私の第2歌集『嘉木』(角川書店)に収録されているものである。
この歌集の「自選」歌にも採っているので、 ↑ のリンクからもお読みいただける。






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