K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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京都新聞「京都文芸」欄6/16付『詩歌の本棚』新刊評・・・・・・・・・・・・・真中朋久
mukannouma (2)
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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京


      京都新聞「京都文芸」欄6/16付『詩歌の本棚』新刊評・・・・・・・・・・・・・真中朋久(「塔」選者)

木村草弥『無冠の馬』(角川学芸出版)は第六歌集。著者は城陽市在住。

 ・白もくれん手燭のごとく延べし枝(え)の空に鼓動のあるがに揺るる

 ・十戦十勝かつ英国首位種牡馬(しゅぼば)─セントサイモンは≪無冠馬≫だつた

 ・午年(うまどし)生まれ ましてや無冠のわれながら馬齢を重ね八十五となる

 ・紅茶の産地ヌワラエリヤは高地にて涼しく気温二十度といふ

 ・うつしみははかなく消えて失せにけり肉(しし)の記憶もおぼろとなりて

種牡馬として活躍した英国の競走馬に心を寄せる。
自身の病があり妻の死があり、肉を持ってこの世に生きることのかなしみが滲(にじ)む。
白木蓮(はくもくれん)の花も生々しく、エロスは<死>と地続きであることを改めて思う。
旅の歌も多いが、茶園を経営していただけあって、スリランカの茶園を見る視線に独特なものを感じた。
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畏敬する真中朋久氏が、私の作歌の意図を完璧に捉えていただいて上記のような批評をお書きくだった。
厚く御礼申し上げて、ここに全文を引く次第である。

真中 朋久という人は、こんな人である。 ↓

真中 朋久(まなか ともひさ、1964年6月2日 ~ )は、歌人、気象予報士。茨城県出身。朝日カルチャーセンター講師、毎日新聞「兵庫文芸」選者。

京都大学理学部卒業、同大学院地球物理学専攻修士課程修了。1991年に「塔」入会、現選者。
2002年に第1歌集『雨裂』で第46回現代歌人協会賞を受賞。2010年には第3歌集『重力』で第15回寺山修司短歌賞を受賞。

著書
歌集『雨裂』 雁書館、2001年10月
歌集『エウラキロン』(塔21世紀叢書 第51篇) 雁書館、2004年7月
歌集『重力』(塔21世紀叢書 第135篇) 青磁社、2009年2月(ISBN 978-4861981135)
歌集『エフライムの岸』(塔21世紀叢書 第236篇) 青磁社、2013年7月
歌集『火光』(塔21世紀叢書 第261篇) 短歌研究社、2015年6月



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