K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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『無冠の馬』私信と抽出歌17首・・・・・・・・・・・・・・・・・・山本登志枝
mukannouma (2)
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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     『無冠の馬』私信と抽出歌17首・・・・・・・・・・・・・・・・・・山本登志枝(「晶」会員)

(前略)
時空を奏でてくれる深い韻律の世界、読み終えて、はるかなところから帰ってきたような、そして豊かな思いの中にいます。
人の心のなつかしさが心に残ります。
いろいろな外国のうたも、かつて生きていた人、いま生きている人々のまなざしが遥かへとさそってくれます。
そして奥様への思いの深さにこころうたれました。
『昭和』に続き、いい歌集を読むことができて幸せに想っております。
先日は吉野昌夫さんのことを取り上げて下さり有難うございました。 (中略)

   ・三椏の花はつかなる黄に会ふは紙漉きの村に春くればゆゑ

   ・チューリップはらりと散りし一片にゴッホの削ぎし耳を想ひつ

   ・草原を馬上に駈ける少年よアルタンホヤグ・イチンノロブよ

   ・しだれ梅とうとうたらりとしだれゐし旧宅の庭夢に出でつも

   ・蛍火の消えしかなたに目をやりぬ無音の闇に耳が冴えつつ

   ・八ツ手の花ひそと咲く白昼凩や ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ氏逝く

   ・幼子の髪三つ編みに草の花つけて歩めば菊日和なり

   ・紅茶の産地ヌワラエリヤは高地にて涼しく気温二十度といふ

   ・聞こゆるは風の音のみこの山に潰えしカーシヤパ王の野望は

   ・クメールの大平原に太陽が朱の玉となり落ちてゆきけり

   ・水牛に水浴びさせる少年の総身に水滴したたりやまず

   ・猛々しき男ならざる我ながら男を止めよと言はるる哀れ

   ・いとしきは吾妻なれば病める身を看取りてやらな それが気がかり

   ・妻に効く抗癌剤なしのご託宣、異郷の空に夕光赤く

   ・とことはに幽明を分くる現し身と思へば悲し ま寂しく悲し

   ・けふ一と日誰とも言葉交はさざりき初夏のゆふべを小綬鶏の鳴く

   ・赤まんま路傍にひそと咲きながら「あなたの役にたちたい」といふ



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