K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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神戸新聞2015/7/23付朝刊『無冠の馬』評・・・・・・・・・・・・楠田立身
mukannouma (2)
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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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神戸①

     神戸新聞2015/7/23付朝刊『無冠の馬』評・・・・・・・・・・・・楠田立身(「象」主宰)

木村草弥『無冠の馬』 「未来」 「地中海」同人の第6歌集。京都府城陽市在住。

 ・午年生まれ ましてや無冠のわれながら馬齢を重ね八十五となる

歌集名となった歌。
10戦10勝の英国の首位馬セントサイモンを紹介して、午年で馬齢を重ねたと謙譲の意をうたっているが、
その旺盛な行動力、創作意欲は瞠目すべきで、悍馬(かんば)のごとくして駿馬(しゅんめ)である。

 ・白もくれん手燭のごとく延べし枝の空に鼓動のあるがに揺るる
 ・チューリップはらりと散りし一片にゴッホの削ぎし耳を想ひつ

木蓮の枝の揺らぎに空の鼓動を、チューリップの花びらにゴッホの耳を想起した繊細な叙情歌。85歳とは思えない、否、高齢者ゆえに感得できるイメージなのだ。

 ・子を産みて母となる子よ山茶花の蕾の紅の膨らみ初めつ
 ・桜ちる頃に死にたる母と妻、お供にと母が連れたまひけむ

山茶花のつぼみに娘の出産を、桜の花びらに母と妻の他界を思うなど猛ることを知らぬ優しい駿馬である。
夫婦して癌を病んでの闘病の歌や広域に及ぶ海外詠など多岐にわたる素材を自在に歌いこなした練達の歌集である。
(角川学芸出帆)
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畏敬する楠田立身氏が、拙歌集評を書いてくださった。心から厚く御礼申し上げる。
楠田氏については「神戸新聞NEXT」2014/11/30付という電子版で、昨年上梓された歌集が紹介されている。 ここでは楠田氏の写真も見られる。

  < 姫路市在住の歌人・楠田立身氏
     8年ぶりの歌集『白雁』出帆

    癌病みて死なざりし身にむず痒く蓮華畑の香がよみがへる     >

楠田氏は平成二年に季刊誌「象」を創刊・主宰される。会員数73名の超結社誌という。創刊100号を数える。
益々のご健筆をお祈りして感謝の念を捧げるものである。 有難うございました。





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