K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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コーラスのおさらひをする妻の声メゾ・ソプラノに冬の陽やさし・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
im20060112AS3K1200D1201200613モーツァルト楽譜

       コーラスのおさらひをする妻の声
           メゾ・ソプラノに冬の陽やさし・・・・・・・・・・・・・・木村草弥


この歌は私の第二歌集『嘉木』(角川書店)に載るものである。
自選にも採っているのでWebのHPでも、ご覧いただける。
妻が元気だった頃、コーラスに入って楽しく歌っていた。もともとはソプラノだったが、齢を取って発声が無理なのでメゾ・ソプラノに代った。
大学に居る頃はチャペルの聖歌隊に入っていたので歌うことは好きだったのである。
病気が進行して療養に専念するためにコーラスも辞めた。
妻亡き今となっては、私にとっては、この歌は健やかな妻の思い出として貴重な、愛着のあるものである。
掲出の写真①は、2005年に大英博物館で見つかったモーツァルトの自筆楽譜──妻のコンスタンツがヒステリーを起こして二つに破り捨てたというイワクつきのもの。

c0064819_10375157モーツァルトの楽譜

写真②はオーストリアの首都ウイーンの街の楽譜屋の店頭に飾られているモーツァルトの楽譜である。

ウイーンには何度か行ったことがあるが、この街は大きくない街で、歩いても30分もあれば突き切ってしまえる程で街歩きをしていても楽しい。
リンクという環状道路を走るトラムに乗って一周しても30分もあれば十分であり、王宮や、その向かいの美術史博物館、自然史博物館を覗くのも楽しい。
この二つの博物館の間の庭園には女王マリア・テレジアの大きな銅像があり、王宮の方を向いて建っている。
美術史博物館は何日通っても見飽きるということはない。
少し郊外にはシェーンブルン宮殿もあり、この辺りには古いが趣のあるシェーンブルン宮殿の元ゲストハウスだったというホテル・シェーンブルンがある。
ここには私は二度泊まったことがある。

ウイーン一番の目抜きの通りケルントナー・シュトラーセの散歩も楽しい。
ウイーンは「ザッハトルテ」というチョコレートケーキで有名な店があり、いつも買い物客で立て込んでいる。
散歩に疲れたらカフェでコーヒーを飲むのも素敵である。
ウイーンナー・コーヒーというのは外国で言うのであって、地元では、そんなことは言わない。
私はいつもカプチーノを注文する。もっともカプチーノというのはイタリア風の飲み方だが、今ではドイツでもどこでも、これで通る。
ウイーンの地下鉄はシェーンブルン宮殿の近くでは地上を走っているが、街に近づくと半地下になり、あと本当の地下鉄になる。
2006年はモーツァルト生誕250年ということでモーツァルト・イヤーということで、モーツァルトの故郷であるザルツブルクをはじめ、世界中で行事が目白押しであった。
ウイーンのお土産には「モーツァルト・チョコレート」というのが何種類かあり、モーツァルトの絵が印刷してあって、手ごろなお土産になる。音楽好きな人や女の人には喜ばれる。
ここで「薀蓄うんちく」を披露しておくと、モーツァルトの故郷ザルツブルクsalzburgのことだが、「ザルツsalz」とは英語のsaltで「塩」のことである。
この辺りは岩塩の産地で大きな岩塩採掘跡の洞穴があり観光コースになっている。
「ブルクburg」とは「城」「城郭都市」の意味である。このブルクという名前のつくところは、一杯ある。
因みに、現地の人は「ザルツ」と濁っては発音せず「サルツ」と清音で呼ぶらしい。これは現地のガイドからの受け売り。

img43873b23b3a9f譜面マグ

写真③は、2005年に開かれた愛知万博のオーストリア館の売店で売られていたモーツァルトの楽譜を印刷したマグカップであり、行った人からのお土産である。
私は妻の体調のお付き合いで行かなかったが、万博というのは、いずこも同じく人気館は何時間待ちの状態で、碌に見られたものではない。
せめて、この土産にもらったマグカップでコーヒーでも飲むのが関の山である。
私自身は楽譜も読めないし、歌うのも得意ではないが、妻からの感化もあり音楽を聴くのは好きである。
私はアイルランドの歌姫エンヤが好きで、本を読んだり、パソコンを見たりするときにもBGMのようにエンヤのインストゥルメントなどをかけて聴くともなしにするのが多い。
エンヤの最新アルバムは、まだ買っていないが、この中ではエンヤの創造した「新」言語にお目にかかれるらしいので、楽しみだ。
今までは作詞はローマ夫妻が担当していたのだが、今回はどうなっているのだろう。
先年、村島典子さんの歌集『タブラ・ラサ』を採り上げたが、その際、村島さんから、この曲の作者・アルヴォ・ペルトのことを聞き、「タブラ・ラサ」のCDを買って聴いてみた。
心に沁みるような曲だった。
この記事を書きながら、そんなことどもを思い出している。

掲出した歌の並びに

     つらら落つる朝の光のかがやきが横ざまに薙ぐ神経叢を・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥

という歌が載っている。昂ぶった「神経叢」をモーツァルトの音楽でも聴いて「癒され」たいものである。

先に書いたモーツァルト・チョコレートのうちの一種の写真を④⑤に載せておく。

img_6257.jpg

img_6258.jpg

この他にも、ヴァイオリン型のパッケージに入ったもの、洋酒のリキュールの入ったチョコレートなど、さまざまある。
折しも、まもなくヴァレンタインデーであるから、百貨店などのチョコレート売場を覗いてみたら並んでいるかも知れない。


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