K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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枯蓮となりてののちの日数かな・・・・・・・・・・・・・・・・安住敦
IMG_3785枯れ蓮田

       枯蓮となりてののちの日数かな・・・・・・・・・・・・・・・・安住敦

普通、「ハス」は蓮根を採るための農作物だが、この頃では「生け花」用に「花蓮」が栽培されている。
私の方の近所でも花卉栽培農家があちこちに「蓮田」を作っている。
もっとも忙しい時期は、月遅れ盆の前10日間くらいである。お盆の行事に蓮の花を仏前に供えるからである。

「枯れ蓮」というのが冬の季語で、葉や蓮の実が残骸のように転がっているのが「あわれ」を催すというので、古くからの季語になっている。
掲出の句は、「枯蓮」が春になって新芽を出し、緑もつややかな蓮になるまでの日々を思って詠んでいる。
以下、枯れ蓮を詠んだ句を引いておく。

 枯蓮の銅(あかがね)の如立てりけり・・・・・・・・高浜虚子

 蓮の骨日日夜夜に減りにけり・・・・・・・・青木月斗

 蓮枯れて水に立つたる矢の如し・・・・・・・・水原秋桜子

 湖の枯蓮風に賑かに・・・・・・・・高野素十

 ひとつ枯れかくて多くの蓮枯るる・・・・・・・・秋元不死男

 枯蓮をうつす水さへなかりけり・・・・・・・・安住敦

 枯蓮のうごく時きてみなうごく・・・・・・・・西東三鬼

 枯蓮に昼の月あり浄瑠璃寺・・・・・・・・松尾いはほ

 白くさむく枯蓮の裾透きにけり・・・・・・・・草間時彦

 枯蓮の敵味方んく吹かれゐる・・・・・・・・清水昇子

 枯蓮(はちす)考へてゐて日が動く・・・・・・・・岸田稚魚

 枯蓮の折れたる影は折れてをる・・・・・・・・富安風生

 枯蓮をめぐり一生を経しごとし・・・・・・・・鷹羽狩行

 われを消すものほうほうと蓮枯れて・・・・・・・・手塚美佐

 繋がっているを悦び枯蓮(はちす)・・・・・・・・久保純夫

 蓮枯れて風の放埓はじまりぬ・・・・・・・・浅沼艸月



コメント
コメント
蓮といえば
青々とした蓮を思い浮かべますが、枯蓮を詠んだ句がこんなにあるんですね!
私が蓮といって思い浮かべるのは、上野の不忍池と、shoyaさんのご近所の三室戸寺です。2011年に、ものすごく暑い中見た青々とした蓮(花はほとんど終わっていましたが)が忘れられません。
2016/02/18(木) 13:47:04 | URL | シルバ #ssipyxQM [ 編集 ]
コメント有難うございました。
■シルバさま。
コメント有難うございました。
動物も植物も、生きている限りは盛衰があるのです。
人間も同じことです。日の当たるときも、翳るときも。
では、また。
2016/02/19(金) 04:52:22 | URL | sohya #- [ 編集 ]
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