K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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東野翠れん『イスラエルに揺れる』・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
東野

──新・読書ノート──

     東野翠れん『イスラエルに揺れる』・・・・・・・・・・・・・・木村草弥
               ・・・・・・・・㈱リトルモア2011/11/09刊・・・・・・・・・・

この本は東野翠れんのエッセイ集・写真集である。彼女は、写真家、ファッションモデル。日本人の父とイスラエル人の母を持つ。
私も2000年にイスラエルに行ったことがあるので親近感を持って、この本を買ってみた。
彼女の父や母、祖母など近親や友人たちを巡って、かの地の風土や習俗などを描いている。
写真家だけあって挿入写真も多い。
イスラエルの野に咲く花の写真が本のカバーの表裏にカラーで載せてある。
この本の表題の「イスラエルに揺れる」というのは、どういう意味なのだろうか。
この本の「はじめに」に、こんな個所がある。

<今わたしは日本にいます。2011年3月11日を経験してから、新しい目を、鼻を、耳を必要としている、そんな感覚があります。
それはもしかしたら、イスラエルを歩くときに必要とする、目や鼻や耳に、どことなく似ているかもしれない・・・・・と感じている。
イスラエルも、日本も、故郷という言葉のもつ輝きそのもののなかで揺れている。>

この彼女の繊細な感覚は鋭い。
東日本大震災の被災者に接するときに、大ざっぱな、横柄な、ぶしつけな態度が許されない、のと同じ意味で、イスラエルの民の辿ってきた道は尊重されねばならない。
もっとも、イスラエルも、何千年来の「怨念」ばかりに縋らないないで、周辺のアラブの国と「共存」する道を選んでほしいというのが私たちの願望なのだが。

この本のはじめにイスラエルの地図が載っている。
この本に登場する人たちは
「私」 日本人の父、イスラエル人の母のもと東京で生まれ育つ。幼少期に二年間イスラエルで暮らし、その後もたびたび訪れている。妹がいる。
「母」 私の母。イスラエル人。ポーランド出身の父と、イギリス出身の母のもとエルサレムで生まれる。ギブアタイム育ち。いまは東京に暮らす。
「サフタ」 私の祖母。サフタはヘブライ語でおばあちゃんという意味。名はグローリア。1949年にイスラエルへ渡った。国連で勤務したこともある。
「サバ」 私の祖父。サバはヘブライ語でおじいちゃんという意味。いまは二番目の奥さんとイスラエルに暮らす。
「タミ」 母の妹。イスラエルのテルアビブで暮している。空港まで私たちをいつも迎えに来てくれる。
「モシェ」 その夫。
「ガル」 その息子。ガルはヘブライ語で波という意味。
「ツィビ」 その犬るあわい茶色のたくましい犬。
「プレマ」 母の古い友人で、ハイファ近郊のマフラという小さな村に住む。ドイツ人。美しい機を織る。
「ニツァン」 その夫。イスラエル人。太極拳を教えている。
「ヨナタン」 その長男。
「ラファエロ」 その次男。サーフィンが好きでいつも海にいる。
「イタマール」 その三男。ラファエロと同じくらいサーフィンが好き。私の妹と年が近い。
「ローズ」 母のいちばん年上の友人。母が徴兵を終え放浪の途中ギリシャ行きの船で出会った。ロスアンジェルスに住む。
「イングリッド」 母の古い友人。紅海沿岸、ドルフィンリーフのあるエイラットに住む。
「ピナ」 サフタの古い友人。いまはテルアビブのはずれにある老人ホームに暮らす。私にイデッッシュ語の話をしてくれた。
「ツィガレ」 ゴラン高原でワイナリーを営む。よく働く三人の息子がいる。

長々と「この本に登場するおもな人びと」を書き写したが、皆さんにはわかり難いかも知れないが、かの地に行ったことのある私には大切なことである。
イスラエルでは男も女も平等に18歳になれば三年間の徴兵の義務があるのである。
休暇で家に帰るときも彼らは、いつも制服で「銃」を携行している。
その間、紛争、戦争が起これば命を落すこともある。だから、ここに書かれているように、徴兵が終った後は、彼らは世界中に「放浪」に出る。
その後に大学に入ったりする。
詳しくは、私のHPの「ダビデの星─イスラエル紀行」を参照されたい。 

以下、彼女の概略をWikipediaから引いておく。

1a8f783be31dcb8983eec4bcae08c212東野翠れん

東野翠れん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東野 翠れん(ひがしの すいれん 1983年8月25日 - )は、日本の写真家、ファッションモデル。日本人の父とイスラエル人の母を持つ。

14歳から写真を撮りはじめ、ミュージシャンのポートレートなどを撮影するようになる。現在は、雑誌連載や写真集の出版などの活動を行っている。友人である湯川潮音の音楽CDのジャケット写真は彼女が撮影している。

同時に雑誌のモデルをつとめたり、CMにも出演するなどした。

著作
写真集など
Lumi`ere (2005年2月 扶桑社) - 最初の写真集。詩集。
lopen (2005年6月29日) - 8mmフィルムで撮影されたオランダでのプライヴェート・フィルム & サウンドトラック。(CD + DVD)
縷縷日記 (2006年3月17日 リトルモア) - 市川実和子、eriとの交換日記。
風花空心 (2006年7月26日 リトルモア) - J-WAVEで湯川潮音とともに公開していたblogを書籍化。
光の滝-Cascads Of Lights-(2008年5月) CowBooksのリトルプレスフェア用に10部製作(販売は6部)
ひかりをあびて うかびあがる かがやく きらきらと やわらかく-(2011年9月) CowBooksのリトルプレスフェア用に25部製作(販売は15部)
イスラエルに揺れる (2011年10月27日 リトルモア) - エッセイ。
季刊誌「真夜中」の連載「イスラエルに揺れるペーラッフ」を改題し、加筆修正・書き下ろしを加え書籍化。

雑誌連載
PS - monthly best shot
リンカラン - suicology
季刊 真夜中 - イスラエルに揺れるペーラッフ

出演・掲載
写真集
きもののたび (2003年9月 / 白尾零二 吉場正和 工藤真衣子 渡邊安治 ほか / ワイレア出版)
アンティーク着物のスタイリングブック。他、蒼井優など9人。
豆千代の着物モダン (2003年11月 / 豆千代 / マーブルブックス)
豆千代による着物コーディネートなど。
アムール 翠れん (2005年1月 / ホンマタカシ / プチグラパブリッシング)
ホンマタカシによる東野翠れんの写真集。アムール川の旅行記。
a girl like you 君になりたい (2005年7月 / 渋谷直角 佐内正史 / マガジンハウス)
relax連載の未使用カットをまとめた普段着感覚の写真集。他、宮崎あおいなど40人。
青の時間―THROUGH THE LOOKING‐GIRL(2006年8月 / 永瀬沙世 / プチグラパブリッシング)
写真家・永瀬沙世による写真集。他、清水ゆみなど。

雑誌
Spoon.
relax
mini
Olive
SEDA
CUTiE

PV
フジファブリック (2005年) 「桜の季節」

CM
エプソン (2002年)
マシェリ (2003年) 「オシャレゴルフ篇」
カゴメデリ (2003年) 「うわさのお店 リゾット篇/ペンネ篇」
カルビー (2003年) 「さつまりこ」
ボーダフォン (2003年) 「メーターと女の子篇」
親和銀行 (2003年) 「うれしいニュース篇/散歩しながら篇」
日産自動車 (2006年10月5日~)「マーチ 私らしくRED篇」
ユニクロ(2011年)「暖パン 東野翠れん篇」

ラジオ
土曜の夜はケータイ短歌 (NHK)
ap bank radio! THE LAST WAVE (TOKYO-FM) - MCとして出演
その他
100万人のキャンドルナイト (2005summer)
外部リンク
テレビCMギャラリー(親和銀行)

anemone2.jpg
 ↑ イスラエルの野に咲く「アネモネ属」の花。 アネモネはイスラエルの「国花」になっている。
この写真は私のブログのページに載っている。


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