K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ・・・・・・・・・・・・杉田久女

 ↑ 着付けの動画

    花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ・・・・・・・・・・・・杉田久女

冒頭には和装には、いかに多くの「紐」が必要かということで動画を出しておいた。

この句は女性ならでは、の句である。昔の人は、皆、和服を着ていたから、特に女の人は着物を着るには、いろいろの紐が必要だった。
そこから、この句には一種のエロスが香り立つのである。
昨日付けで載せた中村汀女が、彼女に憧れて俳句を始めた、と書かれているので、ここに載せる気になった。

杉田久女 は鹿児島生れ。東京の高女を出てから、小倉中学校教師・杉田宇内と結婚。
「ホトトギス」で頭角を現すが、昭和11年「ホトトギス」を除籍される。その経緯などは判らない。

久女の句で、私の好きなものを抜き出してみよう。

 春の夜のまどゐの中にゐて寂し

 東風吹くや耳現はるるうなゐ髪

 燕来る軒の深さに棲みなれし

 バイブルをよむ寂しさよ花の雨

 照り降りにさして色なし古日傘

 足袋つぐやノラともならず教師妻

 右左に子をはさみ寝る布団かな

 ぬかづけばわれも善女や仏生会

 ちなみぬふ陶淵明の菊枕

 虚子留守の鎌倉に来て春惜しむ

 種浸す大盥にも花散らす

 ほろ苦き恋の味なり蕗の薹

 道をしへ一筋道の迷ひなく

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私は彼女については無知なのでWeb上に載る記事を引用しておく。

杉田久女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

杉田久女(すぎた ひさじょ、1890年(明治23年)5月30日 ~ 1946年(昭和21年)1月21日)は日本の俳人。
本名は杉田久(すぎた ひさ)。

生涯
高級官吏である赤堀廉蔵と妻・さよの三女として鹿児島県鹿児島市で生まれる。父の転勤に伴い沖縄県那覇市、台湾嘉義県・台北市と移住する。1908年(明治41年)東京女子高等師範付属お茶の水高女(現・お茶の水女子大学)を卒業。この間に一家が上京する。1909年(明治42年)中学教師で画家の杉田宇内と結婚し、夫の任地である福岡県小倉市(現・北九州市)に移る。

1911年(明治44年)長女・昌子(後に俳人・石昌子となる)誕生。1916年(大正5年)兄で俳人の赤堀月蟾が久女の家に寄宿する。この時に兄より俳句の手ほどきを受ける。それまで久女は小説家を志していた。『ホトトギス』に投句を始め、1917年(大正6年)ホトトギス1月号に初めて出句。この年5月に飯島みさ子邸での句会で初めて高浜虚子に出会う。

1922年(大正11年)夫婦揃って洗礼を受けクリスチャンとなる。1931年(昭和6年)帝国風景院賞金賞を受賞。1932年(昭和7年)女性だけの俳誌『花衣』を創刊し主宰となる。しかし、5号で廃刊となった。1934年(昭和9年)中村汀女・竹下しづの女などとともにホトトギス同人となる。

1936年(昭和11年)虚子よりホトトギス同人を除名される。しかし除名後もホトトギスへの投句を続けた。
1946年(昭和21年)1月21日、太平洋戦争後の食料難により栄養障害をおこし腎臓病悪化により福岡県筑紫郡太宰府町(現・太宰府市)の福岡県立筑紫保養院で死去、享年57。

愛知県西加茂郡小原村(現・豊田市松名町)にある杉田家墓地に葬られた。戒名は無憂院釈久欣妙恒大姉。1957年(昭和32年)長野県松本市の赤堀家墓地に分骨される。ここに記された「久女の墓」の墓碑銘は長女・昌子の依頼で虚子が筆を取った。

作品集
ウィキクォートに杉田久女に関する引用句集があります。
杉田久女句集(1952年 角川書店)
久女文集(石昌子・編 1968年 石一郎)
杉田久女随筆集(2003年 講談社)

関連作品
杉田久女(石昌子 1983年 東門書屋)
花衣ぬぐやまつわる…-わが愛の杉田久女(田辺聖子・著 1987年 集英社)
俳人杉田久女の世界(湯本明子・著 1999年 本阿弥書店)
大正期の杉田久女(米田利昭・著 2002年 沖積舎)
杉田久女(坂本宮尾・著 2003年 富士見書房)
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ネット上で、→ 「愛の旅人」という杉田久女について2007/03/31の朝日新聞の記事が出ている。
いい記事なのでアクセスして読んでもらいたい。



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