K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
201703<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201705
「詩と思想」2016/07号掲載・草弥の新作詩「上と下」・・・・・・・・・・・・木村草弥
上と下_NEW
cdd1c396a53af39a7bc57d8da52944f3_400.jpg
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

──草弥の詩作品──(84)

      草弥の詩作品「上 と 下」・・・・・・・・・・・・木村草弥
             ・・・・・・・「詩と思想」2016/07号所載・・・・・・

     上 と 下       木村草弥

   タオダさんと仰言いましたか。
   どんな字を書きますか。
      土(つち)偏に上下と書きます。
      垰田です。
      IMEの表外漢字にも出ています。
      「訓」は「たお」で出ています。
      もっとも、漢和中辞典あたりでは載っていません。
      この苗字は極めて珍しく全国順位では一一五七三位。
       全国人数はおよそ五八〇人と言われます。
      「名字由来ネット」というサイトで調べますと、
       私は広島県出身ですが、此処におよそ二六〇件が
      数えられ、北隣の島根県が五〇件と次いでいます。
       だから、ほぼ広島県近辺に発する苗字と考えられます。
      私の苗字は「タオダ」と訓(よ)みますが、他には
       同じ字を書いて「タカダ」と訓む姓もあるようです。
      自分の苗字なので少し調べてみました。
      Wiktionaryというところがあり、
      〈会意的造字法による国字。
      尾根が最も低くなった土地を上下で表す。
       「たわ」「鞍部」。〉  と記載されています。
      垰野とか垰畑、垰谷、垰村など広島県、
       山口県に見られる姓であるようです。
   人名、地名には地域の特異性があるようですね。
   私の知人に「小(こ)圷(あくつ)」という苗字の方が居られます。
   この「圷」という字もIMEで出てきますが、
   調べてみたら「圷」とは川沿いの低湿地のこと。
   苗字としては茨城県に非常に多く分布しているらしい。
   なるほど。私の知人も土浦市に居住しておられます。
   この字も日本製の国字ということです。
   この字の対義語は「塙」で、
   山などの小高い場所を「塙(はなわ)」と言い、
   逆に川沿いの低湿地を「圷(あくつ)」と言います。
   「阿久津」「安久津」などの苗字も、
   このような地形から派生したのでしょう。
       「峠(とうげ)」という字がありますが、
       これも地形から来た国字で、
      よく知られているので漢和辞典にも出ておりますね。
       偏(へん) を「山」「土」と付け替えて旁(つくり)の「上」「下」で、
       様々に苗字が出来る面白さを体験いたしました。
       有難うございました。
-----------------------------------------------------------------------------------
この作品は「詩と思想」2016年七月号に載るもので、編集部企画による題詠「上と下」で作者指定で投稿を求めて来たものである。
作品は速やかに提出済みで、本日、発売されたので公開する。



コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.