K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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激雷に剃りて女の頚つめたし・・・・・・・・・・・・石川桂郎
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  激雷に剃りて女の頚(えり)つめたし・・・・・・・・・・・・石川桂郎

石川桂郎については前に少し書いたことがある。

俳人風狂列伝

『俳人・風狂列伝』(昭和48年角川書店刊)という11人の「風狂」の俳人を書いたものだが、先にも書いたように本人自身が、かなり、だらしなかったらしい。
私の付き合っていた高島征夫氏の父君・高島茂氏が新宿西口で「ぼるが」という居酒屋を営んでおられたのだが、彼・石川桂郎の酒の上の失敗や金銭的な「尻拭い」を、かなりされた、と聞いた。
かなり名の知られた俳人だが、女にだらしなく、金銭的にも俳句の友人たちに迷惑をかけたらしい。 「無頼」の徒と呼ばれる。
本職は「床屋」だった。だから掲出のような句があるのである。

Wikipediaに載る記事によると下記のように載っている。
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石川桂郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石川桂郎(いしかわ けいろう、1909年8月6日 ~ 1975年11月6日)は東京出身の俳人、随筆家、小説家、編集者。本名は一雄。

経歴
東京市芝区三田聖坂の理髪店の息子として生まれる。御田高等小学校卒。家業の理髪店の仕事をしながら、俳句を作りはじめ、1934年杉田久女に入門。1938年ごろ、石田波郷の『鶴』の同人となる。また、横光利一にも師事する。

父の死後に店主となっていた理髪店を、文具店とするが、店員が次々に召集されて人手不足となり廃業。工場・工事関係など様々な職を転々とする。また、1942年には、理髪店時代を描いた小説『剃刀日記』を発表。

戦後は水原秋桜子主催の『馬酔木(あしび)』に参加。また、いくつかの出版社に勤務した後、1953年から1958年まで雑誌『俳句研究』(俳句研究社)の編集に携わる。1960年には自らの俳誌『風土』を創刊して主宰。

また、1946年から鶴川村能ヶ谷(現・町田市能ヶ谷町)に居住し、以降、その地で過ごした。

様々な俳人たちの風狂ぶりを描いた読売文学賞受賞作『俳人風狂列伝』でも知られるが、桂郎自身も酒食と放言を好む、風狂の人であった。

1975年11月6日、食道癌のため死去。

受賞等
1951年 第1回俳人協会賞 『含羞』
1955年 第32回直木賞候補 『妻の温泉』
1973年 第25回読売文学賞・随筆紀行賞 『俳人風狂列伝』
1975年 第9回蛇笏賞 『高蘆』以後の作品
著作
句集
含羞 琅玕洞, 1956
石川桂郎集 八幡船社, 1968
竹取 牧羊社, 1969
高蘆 牧羊社, 1973
四温 角川書店, 1976
石川桂郎集 手塚美佐編 俳人協会, 1994
随筆・小説
剃刀日記 協栄出版社, 1942(のち、創元文庫・角川文庫)
妻の温泉 俳句研究社, 1954
俳人風狂列伝 角川書店, 1973(のち、角川選書)
残照 角川書店, 1976
面会洒舌 東門書屋, 1978
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「雷」を「いかづち」と言うが、これは元は「いかつち」で、「いか(厳)」「つ(の)」「ち(霊)」の意味であり、「いかめしく、おそろしい神」の意であった。
だから古くから「いみじう恐ろしきもの」(枕草子)とされてきた。
そんなことを考えながら、以下の雷雨の句を見てもらいたい。
雷は「はたた神」とも言う。

 はたた神過ぎし匂ひの朴に満つ・・・・・・・・川端茅舎

 夜の雲のみづみづしさや雷のあと・・・・・・・原石鼎

 はたた神下りきて屋根の草さわぐ・・・・・・・・山口青邨

 赤ん坊の蹠(あなうら)あつし雷の下・・・・・・・・加藤楸邨

 遠雷や睡ればいまだいとけなく・・・・・・・・中村汀女

 遠雷のいとかすかなるたしかさよ・・・・・・・・細見綾子

 遠雷やはづしてひかる耳かざり・・・・・・・・木下夕爾

 真夜の雷傲然とわれ書を去らず・・・・・・・・加藤楸邨

 鳴神や暗くなりつつ能最中(さなか)・・・・・・・・松本たかし

 睡る子の手足ひらきて雷の風・・・・・・・・飯田龍太

 大雷雨国引の嶺々発光す・・・・・・・・鬼村破骨



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