K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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はまゆふのそよがぬ闇に汝を抱き盗人のごと汗ばみにけり・・・・・・・・・高野公彦
e0016267_815090浜木綿

    はまゆふのそよがぬ闇に汝(なれ)を抱き
        盗人のごと汗ばみにけり・・・・・・・・・・・・・・高野公彦


この歌は、浜木綿(はまゆふ)を詠んでいるというよりも、不気味なエロスを詠んでいると言えよう。
高野公彦については ← ここに詳しい。

私の第二歌集『嘉木』(角川書店)にも、浜木綿を詠んだ歌がある。

   海へ出る砂ふかき道浜木綿に屈めばただに逢ひたかりけり・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥

「浜木綿」については前に2010/07/07付けで詳しく書いたので、それを参照してもらいたい。

今ごろでは、もうハマユウも実が太っているのではないか。写真②に、実を出しておく。
hamayuu3はまゆう実

四国遍路をしたときに室戸岬のみやげもの屋で実を捜していたら店主が遍路供養だと言って、呉れた。代金は取らなかった。
その実を大火鉢に蒔いたものが庭先に大きく葉を広げている。


俳句の世界でも古来たくさんの句が詠まれて来たので、それを少し引いて終りたい。

 浜木綿や落ちて飼はるる鳶の雛・・・・・・・・水原秋桜子

 浜おもと島人はただおもととも・・・・・・・・高野素十

 わだつみの神のかざしの浜おもと・・・・・・・・鈴鹿野風呂

 浜木綿の白きかんざし月に濡れ・・・・・・・・滝春一

 浜木綿や青水脈とほく沖へ伸ぶ・・・・・・・・山口草堂

 浜木綿に子を抱きかへて帰り海女・・・・・・・・白川朝帆

 はまゆふの澎湃として庭のうち・・・・・・・・山口青邨

 浜木綿の花と暴風圏に入る・・・・・・・・後藤比奈夫

 浜木綿に流人の墓の小ささよ・・・・・・・・篠原鳳作

 浜木綿の花にみちびき観世音・・・・・・・・角川照子

 浜木綿咲く朝の岬を呼びよせて・・・・・・・・千代田葛彦

 浜木綿や素足正座の隠れ耶蘇・・・・・・・・綾部仁喜

 浜木綿や伊良湖水道どどと明く・・・・・・・・稲垣法城子

 浜木綿やとつぷり暮るる種子ケ島・・・・・・・・・成瀬正俊

 浜木綿の白し遍路と別るるとき・・・・・・・・山崎みのる


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