K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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一茎のサルビアの朱もえてをり老後の計画など無きものを・・・・・・・木村草弥
aaoosarubiサルビア大判

   一茎のサルビアの朱(あけ)もえてをり
     老後の計画など無きものを・・・・・・・・・・・・・木村草弥


サルビアは南ヨーロッパ原産の華やかな夏の花である。シソ科の多年草。葉が薬用、香料になるという。寄せ植えが普通で、群れとしての印象の強い花である。
写真のように群生して咲かせるのが豪華である。
掲出の歌は私の第二歌集『嘉木』(角川書店)に載せたもので、私がまだ現役で仕事をしていた時の作品である。
だから後段で「老後の計画など無きものを」と詠んでいる。
この真紅の花を前にしていると何だか勇気づけられるような気がするではないか。
だから、この歌を作ったときは、老後、引退など、まだまだ先のことと、他人ごとのように思っていたのかも知れない。

ところで、この頃では品種改良の結果、これが「サルビア属」と目を疑うようなさまざまな色と形のサルビアがあるらしい。
uliginosa1_1ウリギノーサ

写真②は「ウリギノーサ」という属の一つである。花のつき方が、そういうとサルビアの花と一緒である。
詳しくはネット上で検索してもらいたい。

以下、サルビアを詠んだ句を引いて終りにしたい。

 屋上にサルビア炎えて新聞社・・・・・・・・広瀬一朗

 サルビアに染まりし霧の湖へ出づ・・・・・・・・武井耕天

 石垣にサルビアの燃え移りたり・・・・・・・・吉田貞造

 学校花壇サルビアつねに軽騎兵・・・・・・・・鈴木蚊都夫

 サルビアの地をたしかなる猫の歩み・・・・・・・・原子順

 鈴の音は驢馬の曳く馬車サルビア緋・・・・・・・・竹尾夜畔

 別れゆくときもサルビア赤かりき・・・・・・・・木村浅香女

 サルビアの真つくれなゐに自負一つ・・・・・・・・松本千恵女

 サルビアのなだるるごとく月日かな・・・・・・・・黒川路子


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