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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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石原結実・「房事と健康」・・真夏の夜の夢・・・・・・・木村草弥
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──新・読書ノート──初出・Doblog2005/08/19

  石原結実・「房事と健康」・真夏の夜の夢・・・・・・・木村草弥

ダイナースクラブの会員誌「シグネチャー」2005年8月号を読んでいたら医学博士・石原結実氏が「房事と健康」という題で1ページの記事を書いておられる。
今日は目先を変えて、この記事に即して少し書いてみたい。
現代社会は「ストレス」が多いが、それらのストレスを解消するのに「セックス」行為、つまり房事が極めて有効であることは、以前から識者は指摘してきたことである。

今回の記事で石原氏は、統計的な数字を引いておられる。
少し引用してみよう。
・・・・・既婚者の場合の規則正しい夫婦生活(房事)も、健康・長寿の大きな要素になるようです。
イギリスのブリストル大学の研究者らは、45~59歳の男性900人を対象に10年間調べたところ、「1週間に2回以上オルガスムスがある人たちの死亡率は、月に1回もオルガスムスのないグループの死亡率に比べて半分であった」と発表しています。
スコットランドのロイヤル・エディンバラ病院のデービス・ウィーク博士は、20歳から104歳までの欧米人、1750組の夫婦を10年間経過観察したところ「週3回、房事をする夫婦は、心身の機能のバランスがとれ、実年齢より10歳若く見える」ことがわかったとのこと。その理由として「女性はオルガスムスで新陳代謝が活発になる」「男は同じくテストステロン(男性ホルモン)の分泌が促され筋肉が強化される」ことをあげています。・・・・・

セックスがストレスの解消に有効だというのは、オルガスムスに達した時に大脳から分泌されるオピオイトという物質に「鎮静作用」があるからだと言われている。
その他にも房事が病気に対する抵抗力を高めることも指摘されている。

・・・・・アメリカの研究者らも「週1、2回の房事はIgA(免疫グロブリン)の血中レベルを上昇させ種々の病気に対する抵抗力を高める」ことを実験で明らかにしています。
かくのごとく、結婚して夫婦が一緒に暮らすこと、またその根源的な営みである夫婦生活(房事)が夫や妻の健康・長寿にとって極めて大切であることがわかりますね。・・・・・
・・・・・最近、イギリスのコンドーム・メーカーのデュレックス社が、世界各国の世論調査機関に委託して出した「年間のセックスの平均回数」は
 米国人・・・・・124回
 ギリシァ人・・・・・117回
 南アフリカ人・・・・・115回
 中国人・・・・・72回
 日本人・・・・・36回
という結果が出ています。これを見ると、日本人の回数が世界最少。世界の平均回数は96回であるとのこと。
最近、日本の夫婦の間でも、特に若年の夫婦の間にセックスレスが増加していることが社会問題化していますが、こういう点も、今後の日本人の健康が危ぶまれる一要因かも知れません。・・・・・・

長く引用しすぎたかも知れないが、これらのことは以前から言われてきたことで、石原博士は、統計的な数字を示して指摘されたわけである。
私の知人で太極拳の指導者として本場中国にも度々行っている人がいるが、中国本土だけでなく、台湾、香港などの中華圏に行くと、朝はやくから公園、空き地には大勢の人が集まって太極拳をしているが、概して老人が多い。その人の言うには「木村さん、その時間が老人と同居している若夫婦にとってのセックスタイムなのですよ。」というのである。私が勝手に言うのではなく、太極拳の指導者という人が言うのだから、説得力があるだろう。老人が太極拳に励む間に、若夫婦は房事に励んでストレスを発散し、夫婦の絆を強める、というわけである。世の中、うまく出来ている。

先ほどのセックス回数のデータを見ると、アメリカ人は3日に1回のペース、日本人は10日に1回のペースということになる。これを見ると、10日に1回というのは、いかにも少ない、と言え、博士のいうセックスレスの危機ということも切実に感じることが出来る。
私の身近の夫婦が最近離婚したが、その理由が夫の側の長期間にわたる「セックスレス」が原因だと聞いた。その女の人は、浮気とかではなく、知り合った人と正式に再婚して、通常の性生活を取り戻したと聞いた。これが本当の姿ではないのか。

今しも、今年も暑い暑い毎日が続いてストレスも溜まる一方だが、冷房の効いた部屋で、せいぜい「房事」に励んで、ストレスを解消してもらいたい。
それが「真夏の夜の夢」であろう。
妻亡き今となっては、それも詮無いことで、ストレスも解消するアテもない。嗚呼!

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