K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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新じやがをほかほかと食ひ今日を謝す・・・・・・・・大野林火
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  新じやがをほかほかと食ひ今日を謝す・・・・・・・・・・・・・・・・・・大野林火

芋が、馬につける鈴に似ているので、馬鈴薯(ばれいしょ)の名があるという。オランダの船がジャワから持ってきたので、ジャガタラ芋と呼ばれていた。
早春に種芋を植えると、初夏から地中にたくさんの塊茎を作る。これが芋である。
貯蔵が効くので保存され、食用、澱粉原料、アルコール製造などに用いられる。
出来立ての「新」ジャガイモは特にホカホカしておいしいものである。ふかしたての芋にバターをつけて食べるのが美味の極みである。

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写真②は、畑に植えた種芋から新芽が出て、少し大きくなった頃の写真。
ジャガイモの大産地は、今や北海道であり、種芋の植え付けから、秋の新ジャガイモの収穫まで、すべて機械でやる。

写真③はジャガイモ畑の様子である。
imo4.7.16馬鈴薯畑

ジャガイモも日本にはジャワから伝来したというが、もともとはアメリカ大陸の原産であり、アンデスの何千メートルという高地でも主食として栽培されている。
コロンブスたちとともにヨーロッパへ齎され、冷害に苦しんでいた北ヨーロッパでは救荒作物として貴重だったことは、よく知られていることである。
日本では「男爵」「メークイン」などが主として栽培されている。
ジャガイモ栽培には種芋が必要だが、品種ものの種芋の供給地としても北海道は有名である。

imo4.6.29.04馬鈴薯花

殆どの人がジャガイモの畑も、馬鈴薯の花も見たことがないだろうと思うので、写真④にジャガイモの花を載せる。
薄紫色の可愛らしい花である。品種によって色や形などが微妙に異なる。
新ジャガイモは、もう殆どのところで収穫は済んでいる。一番遅いのは「種芋」の収穫で、これで北海道のジャガイモのシーズンは終る。

以下、ジャガイモ=馬鈴薯を詠んだ句をひいて終りにしたい。

 新馬鈴薯や農夫の掌(てのひら)よく乾き・・・・・・・・中村草田男

 新じやがのえくぼ噴井に来て磨く・・・・・・・・西東三鬼

 土間夕焼じやが藷(いも)の山夕刊のせ・・・・・・・・椎木嶋舎

 新じやが匂ふ塩焼小屋の厚き煤・・・・・・・・沢木欣一

 馬鈴薯を夕蝉とほく掘りいそぐ・・・・・・・・水原秋桜子

 幸福の靴首にかけ馬鈴薯を掘る・・・・・・・・山口青邨

 塩が力の新じやがを煮て母子生き・・・・・・・・沖田佐久子

 幸を掘るごとし馬鈴薯さぐり掘る・・・・・・・・瀬沼はと江

 じやがいもの北海道の土落す・・・・・・・・中田品女

 馬鈴薯掘る土の匂ひの日の出前・・・・・・・・山崎明子


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