K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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檀の実爆ぜて色濃くなりにけり・・・・・・小泉良子
mayumi4まゆみ10月

   檀の実爆ぜて色濃くなりにけり・・・・・・・・・・・・・・・・小泉良子 

私の第四歌集『嬬恋』(角川書店)にも「檀」を詠った歌がある。
  
  真実とはいかなる象(かたち)なすものか檀(まゆみ)のまろき実くれなゐ深く・・・・・・・・・・・木村草弥

檀(まゆみ)の実は晩秋にかけて熟す。
『和漢三才図会』に「生るは青く、熟すれば淡赤、裂ければ内に紅子三四粒あり。その葉、秋に至りて紅なり」とある。
↓ 写真②は「まゆみ」の春の開花の様子である。
mayumi2まゆみ開花

↓ 写真③は、秋になって実が割れて中身が露出したところ。
mayumiまゆみ

実の色が美しいだけでなく、葉の紅葉が美しい、という。
「真弓」とも書くが、これは昔、この木から弓を作ったことに由来する。

   秋くればくれなゐ深く色づきて檀の喬木山をいろどる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥

この歌は先に掲出した歌につづくものである。
寒い土地ほど、この檀の紅葉は美しい、と信州の友人は言う。紅葉の写真を出しておく。↓
b0068793_82538マユミ紅葉

以下、檀の実を詠った句を引いて終る。

 旅にをり旅の日和の檀の実・・・・・・・・森澄雄

 檀の実遠景は日のとどかざる・・・・・・・・鷲谷七菜子

 大工老いたり檀の実ばかり見て・・・・・・・・六角文夫

 まゆみの実寄りくるものをいとほしむ・・・・・・・・きくちつねこ

 奉納の神楽に高き檀の実・・・・・・・・・横山仁子

 檀の実ひそかに裂けし月夜かな・・・・・・・・菅原鬨也

 檀の実圧し来る如く天蒼し・・・・・・・・望月たかし

 檀の実まぶしき母に随へり・・・・・・・・岸田稚魚

 真弓の実華やぐ裏に湖さわぐ・・・・・・・・杉山岳陽

 檀の実割れて山脈ひかり出す・・・・・・・・福田甲子雄

 泣きべそのままの笑顔よ檀の実・・・・・・・・浜田正把




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