K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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藤原光顕の歌「それはないやろ」18首・・・・・・・・・・・木村草弥
たかまる_NEW

──藤原光顕の歌──(29)

     藤原光顕の歌「それはないやろ」18首・・・・・・・・・・・木村草弥
               ・・・・・「たかまる通信」No.104/2016.10.1所載・・・・・・・

 色即是空空即是色 瞬間的にわかった気がする時がある 怖!
 どうしても生まれかわれと言うのなら神とかがいなくなってからがいい
 「自己評価低く生きてれば楽ですよ」もう下げようがないんです わたし
 手に負えなくなった庭の雑草見境なく刈ってゆく それぞれの花
 「わたし」になったのはいつからだったか 「ぼく」はいつきえたか
 「わかりました」は「わ」「了解」は「り」一字で出る 押してしまう
 「骨になったら似たようなもんだ」八十一年生きて心に残るひとこと
 ピチッ ペキ コン 木の家が何か話しかける息をひそめるような昼・夜
 上からも下からも手が届かない背中が痒い ひとりの夜は
 二人の灯り三人の灯り二人の灯り一人の家でひとり飯食う
 赤信号を横目にぼそっと言う「あんなことぐらい」 それはないやろ
                  〇
 黙祷されたぐらいで魂は鎮まるのか しれっとした顔が喋りだす
 選挙への影響なんて 心配するな 半年あればたぶん忘れる
 核のボタンやさしく押せそうな あの眼は右しか見てないだろう
 取り戻すニッポンってどんな国? 八十一歳の知ってる日本だったら嫌だ
 戦死してもリセットすれば生き返る? その辺もきっと読まれているよ 
 ひたすら改憲に走る人は テロもチャンスと思っている たぶん
 ファシズムの影濃い母国に帰らぬと詠う母国の短詩形で (渡辺幸一氏)
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藤原さんの歌は、味わうほどに奥が深い。
逆説的な表現になっているので、素通りしてもらっては、困る。
今しもニッポンでも、東京都でも問題山積である。 どう解決するのか、見守りたい。
ご恵贈ありがとうございました。





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