K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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浜菊のむらがり白き丘吹きてかがよふ風よ人に逢ひたし・・・・・生方たつゑ
009菊

   浜菊のむらがり白き丘吹きて
        かがよふ風よ人に逢ひたし・・・・・・・・・・・・・・・・・生方たつゑ


今日は「文化の日」で、菊の香る頃とされている。あちこちで菊花展なども開催され、文化の日を彩りよく演出している。
今日から5、6回にわたって「菊」に因む作品を連続して、採り上げる。

「菊」キクは、春の「桜」と並びたつ秋の花の代表である。
もともとは中国から渡ってきたものだが、徳川時代に鑑賞され、品種改良がなされて、日本独特の立派な「日本菊」となった。皇室の御紋章も十六弁の菊である。
大菊、中菊、小菊に分けられ、大菊は一本仕立て、中・小菊は懸崖づくりや盆栽にされる。江戸時代にマニアックに改良され、各地に独特の品種が開発された。
各地で改良されて「江戸菊」「伊勢菊」「奥州菊」「嵯峨菊」「肥後菊」などがある。
欧米でも改良が進み、それらの品種が輸入されて「切花」にされいてる。

文芸の世界でも、古来、詩歌にさまざまに詠まれてきた。
『古今集』に

     心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花・・・・・・・・・・・・・凡河内躬恒

と詠われて、色と香の移ろいの中の菊の鮮やかさが、秋の情感を強めるとされる。
菊は「散る」ことがなく「枯れてゆく」ところが情感の中心になる、とされる。また「不老不死」の霊草としても尊重されてきた。

俳句の世界でも

   菊の香や奈良には古き仏達・・・・・・・・松尾芭蕉

   黄菊白菊其の外の名はなくもがな・・・・・・・・服部嵐雪

   村百戸菊なき門も見えぬかな・・・・・・・・・与謝蕪村

などの名句がある。明治以降の近代俳句でも多くの作品があるので、明日以後、それらを紹介してゆくことにする。


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