K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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白菊に対ひてをればわが心しづかなりけり夕茜して・・・・・・木村草弥
1101_94928Be3白菊

   白菊に対(むか)ひてをればわが心
         しづかなりけり夕茜して・・・・・・・・・・・・・・・・・木村草弥


この歌は私の第二歌集『嘉木』(角川書店)に載るものである。

天武天皇14年(685年)に、初めて菊花の宴が催された。
平安時代には、天皇の前で菊を飾った花瓶を置き、群臣に菊酒を賜る儀式が行われた。
古来、「白菊」が正式の菊とされていると言われる。
菊が皇室の紋章として固定するようになったのは、鎌倉時代に後鳥羽上皇が、この紋様を愛好されたのに始まる。
菊花紋を皇室以外で使用するのを禁じたのは、明治2年のことである。

「白菊」は清楚な感じがして、すがすがしいものである。
以下、白菊を詠んだ句を引く。

 白菊のあしたゆふべに古色あり・・・・・・・・飯田蛇笏

 大輪の白菊の辺がまづ暮れぬ・・・・・・・・加藤楸邨

 菊白く死の髪豊かなるかなし・・・・・・・・橋本多佳子

 白菊のまさしくかをる月夜かな・・・・・・・・高橋淡路女

 菊白し死にゆく人に血を送る・・・・・・・・相馬遷子

 白菊とわれ月光の底に冴ゆ・・・・・・・・桂信子

 白菊や暗闇にても帯むすぶ・・・・・・・・加藤知世子

 白菊に恍惚と藁かかりけり・・・・・・・・金尾梅の門

 白菊や未生以前の渚見ゆ・・・・・・・・佐藤鬼房

 一輪の白菊に夜の張りつめし・・・・・・・・大嶽青児

 白菊を鏡中にして外出がち・・・・・・・・神尾季羊

 白菊や中年の膝崩すまじ・・・・・・・・中村苑子

 大名のごとき白菊家にあり・・・・・・・・阿部完市

 白菊や波郷一葉忌を隣り・・・・・・・・川畑火川



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