佐伯泰英『虎の尾を踏む』―新・古着屋総兵衛 第十三巻―・・・・・・・・・木村草弥

──新・読書ノート──
佐伯泰英『虎の尾を踏む』―新・古着屋総兵衛 第十三巻―・・・・・・・・・木村草弥 ・・・・・新潮文庫2016/12/01刊・・・・・・・・
拉致された九条文女の行方は杳として知れず、焦る総兵衛は意を決し、江戸城への潜入を試みる。
また、北郷陰吉らの探索によって、異国の仮面兵と老中牧野忠精の関係がみえてきた。
文女救出劇は老中牧野との全面対決に発展。
ついにイマサカ号とマードレ・デ・デウス号が駿河湾で激突する。
敵船甲板上、女首領が構えた銃口は総兵衛一人に狙いを定めていた。お馴染みの私の愛読書の新シリーズである。
ぜひお読みいただきたい。