K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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竹馬の高さとなりし子の世界・・・・宮地玲子
KX2F1133竹馬
 
       竹馬の高さとなりし子の世界・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮地玲子

竹馬はかつて子供の遊び、特に冬の遊びだった。
幼な友達を「チクバの友」というのも、ここから出ているが、長ずれば皆それぞれに散ってゆくのが世の定めである。
「いろはにほへと」を一緒に習った仲間が、「色はにほへど散りぬる」さまに散ってゆく。

googleなどで「竹馬」と検索すると、「竹馬の作り方」というのがいくつか載っているが、私たち農村の子供たちが、手づくりで作っていた頃と違って、この写真のようにもアルミのパイプにプラスチックの「足置き」がついている。
私たちが子供の頃の竹馬は、本体の竹にカマボコの板を縦に半分に割って、二本の板棒を荒縄で軸にくくりつけただけの簡単なものだった。
竹馬に乗る時は、わら草履履きか、はだしで乗って足の指の股で軸の竹を挟んでいたものである。
今の子供は、みな靴履きのままだから、どうしても乗るのが安定しないから、頑丈な「支え」が必要なのだろう。
だから竹馬に乗っての「騎馬戦」などというものは、先ず不可能である。

先にも書いたが「竹馬」は冬の季語である。竹馬の句を少し引いて終りにする。

topimg竹馬


 竹馬や青きにほひを子等知れる・・・・・・・・中村草田男

 わが竹馬ひくきを母になげきけり・・・・・・・・大野林火

 竹馬のめり込む砂地にて遊ぶ・・・・・・・・山口波津女

 竹馬の雪蹴散らして上手かな・・・・・・・・星野立子

 竹馬に土ほこほこと応へけり・・・・・・・・山田みづえ

 戞々と来しは竹馬女の子なり・・・・・・・・井沢正江

 竹馬の濶歩行先なけれども・・・・・・・・橋本美代子

 竹馬の土まだつかず匂ふなり・・・・・・・・林翔
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981646a132682ace8e9dd64dad1edaaa鏡開き①
m_f0216148_11284139鏡開き②

今日1月11日は「鏡開き」の日と言って、正月の間、神棚や仏壇などにお供えしてあった「お鏡餅」を割って、お雑煮などにする「正月行事」の日である。
関西では「松の内」──1月7日が過ぎると飾ってあった餅を下げ、寒い寒気で餅がひび割れるのを避けるために、釜や大鍋などの中に入れて置いた鏡餅を木槌などで割って食べられる大きさにするのである。
正式には、包丁を使うのは忌む、とされるので、木槌などで割るのが、いい。
もっとも、私の家では、包丁を使って薄く切り、「かきもち」にしていた。
昔は大きい鏡餅をお供えしたから、こういう行事も必要だったが、今ではスーパーなどに、プラスチックで成形した鏡餅があるので、それで済ませてしまう。
これなどは、重ね餅が一体化したもので、およそ趣はないが、独り暮しでは、それも致し方ない始末である。
なお、京都では神棚など神事のところは二段重ねの餅を、仏壇など仏事のところには三段重ねの鏡餅を供えるのが普通である。
だからスーパーなどでも三段重ね鏡餅が、ちゃんと売られている。
この鏡開きで割った餅を大釜で炊いて「ぜんざい」をふるまったりしたものである。
関西では、奈良の天理教本部での、この行事が今でも盛大に催される。

参考までに「鏡開き」の句を引いて終わりにする。

 可も不可もなく生きて割る鏡餅・・・・・・・・福田甲子雄

 パック裂く鏡開と云うべきや・・・・・・・・武村文一

 鏡餅開く木槌の音高く・・・・・・・・谷口佳寿

 神妙な鏡開の豆剣士・・・・・・・・丸茂ひろ子





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