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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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「詩と思想」掲載「こたつがかり──お冬の巻(抄)」・・・・・・木村草弥
こたつ_NEW

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   草弥の詩作品<草の領域>
      poetic, or not poetic,
      that is question. me free !
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──草弥の詩作品「草の領域」──(90)
     
         「こたつがかり──お冬の巻(抄)」・・・・・・・・・木村草弥
                 ・・・・詩誌「詩と思想」2017/11月号掲載・・・・・

       こたつがかり──お冬の巻(抄)      木村草弥

     寒くなってきた
     京の底冷えと言って
     盆地である上に
     都の三方を山に囲まれて
     冷気が溜まりやすく
     京の都の冬は とても寒い
     禁裏は
     北は今出川通から
     南は丸太町通までの間で
     極端に言えば 冬の間は
     比叡下ろしの風が 雪を呼んで
     いつも ちらちら 雪が舞う始末だった
     お上は
     馴染みの お冬を呼ばれたのだが
     寒くて 炬燵を出られなかった
     夜は しんしんと 更けていった
     < お上 よい知恵がありますのえ
     こたつがかり と言いますのえ >
     と言って お冬が お上を誘った
     炬燵に入ってのプレイである
     お冬は お上の膝の上に座り
     こたつ台に手をつきながら 挿入する
     座位の後背位である
     これは 炬燵を利用した冬限定の体位である
     お冬は 炬燵に手をつきながら一心に腰を振った
     お上は お冬を抱きかかえながら
     お冬の乳首を もみしだいた
     二処責めの愛撫に
     お冬は よがり声を上げた
     それに刺激されて
     お上も 歓喜の声で 応じられた
     抱き合ったまま 横に倒れて
     なおも 激しく まぐわうのであった
     そして二人は 絶頂に達した
       雪が 小止みなく降りつづき
       夜は しんしんと更けていった
  のちに後水尾院は詠まれた
     手習ひのただ一筆も書き添へばいかで待ち見るかひもありなん

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「詩と思想」編集部から執筆依頼のあった作品を、かねて提出済みだったが、本日発行の11月号に掲載されたので公開しておく。
これは、未刊詩集『修学院幻視』の中の一篇を、指定の文字と行数に縮めて発表するものである。だから(抄)とした。
ここに書いたことは、すべて「フィクション」であり、当時の禁裏に「炬燵」があったかどうか、も分からない。
フィクションという所以である。
未刊詩集『修学院幻視』の全体は私の手元では完成しており、刊行すべく出版社も当たってみたが、私の作品の中に「引用」した御水尾院の原文が、研究者の著作の「著作権」に触れる、との指摘により刊行不可となっている。
したがって、ここに発表する詩のような、全くのフィクションなら、私の作品として許される、という次第である。







    
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