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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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川添英一歌集『胸躍百首』『絢爛百首』・・・・・木村草弥
川添_NEW

──新・読書ノート──

      川添英一歌集『胸躍百首』 『絢爛百首』・・・・・・・・・・・・木村草弥
               ・・・・夢叶舎2017/03/31~2017/07/04刊・・・・・

旧知の友人──川添英一の本である。
これらは2016年05月08日からFB上に毎日一首づつ発表したものの書籍化である。
彼のFBはフォロワー1400人を超える好評だと言い、毎日発表される作品を、私のFBのページに毎回「シェア」して紹介している。
前にも書いたと思うが彼は奈良教育大学書道科の出身で長らく中学校教諭として勤務、途中、網走に移住して『流氷記』なる歌集をものしている。
書家としての経験から2009年に『優美書体』15書体フォントを刊行、年賀状などに使われるようになった。
それ以後、歌を毛筆で書いて発表するようになった。
今回の一連の本も、その体裁を採用している。
ご恵贈に感謝して、いくつか歌を引いて終わる。

  ひたすらにハーモニカなど吹いている心も体も初期化したくて

  刑務所も二つ岩海岸(ノトルン・ワタラ)も校区にて網走二中声太き子ら

  生まれ死に生まれ死にして流氷の真っ赤に燃えるたまゆらにいる

  流氷が今日は離れて彷徨うと聞きて心も虚ろとなりぬ

  雪解けの冷たき水を飲みて咲く桜花びら星のごと降る

  君と結ばれて死ぬなら怖くないそんな真紅の薔薇を見ている

  白き肌夜の女体を思うわしめ白木蓮の花は匂いぬ

  長い間しまっておいた鞄持ち誰も知らない旅に出て行く

  口の中弾ける甘さと酸っぱさと呑み込むしばし甘夏を喰う



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