
──新・読書ノート──
佐伯泰英「故郷はなきや」新・古着屋総兵衛15・・・・・・・・・木村草弥
・・・・・新潮文庫2018/01/01刊・・・・・・・・
鳶沢信一郎率いる交易船団が、ようやく越南に到着した。
一行は政変時に離れてしまった総兵衛の母親・今坂恭子の安否確認に総力を挙げる。
一方、江戸では、丹石流の剣を遣う手練れの浪人・筑後平十郎が総兵衛暗殺の刺客を
請け負ったとの情報がもたらされた。
平十郎は、稀代の名刀・福岡一文字則宗に執心しているという。
知恵者の小僧の忠吉は犬の甲斐を連れて何喰わぬ顔で、その長屋へと向かった・・・・・・。
お馴染みの「新・古着屋総兵衛」シリーズの(15)である。 二時間ほどで読了した。
いつもながらの見事なプロットである。
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