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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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「たかまる」掲載・藤原光顕の歌「なんやかや」15首・・・・木村草弥
たかまる_NEW

──藤原光顕の歌──(37)

     「たかまる」掲載・藤原光顕の歌「なんやかや」15首・・・・・・・・・・・・木村草弥 
                    ・・・・・「たかまる」No.110/2018.4所載・・・・・・

        なんやかや      藤原光顕

  冬田の果ての枯れ木と夕日 初めから形見のような小さな額縁
  
  一杯飲めばたいてい消える不調あれこれ 一杯でいまは消える不調

  老眼鏡・でっかいルーペ 見えてもわからぬパソコン雑誌8頁まで読む

  「らしくないややこしい処に置いときなさい」時に忘れるハンコの置き場

  なんやかやの用事をもって人は来る とうぜんのような顔して来る

  読まないとわかって借りた一冊も忘れず明日は返しに行こう

     何十年も前の目覚まし時計をまだ使っている
  セロテープで毎晩時刻を固定するセーラームーンは少女のままで

  そう言えば久しくチーズを食べない 買い物メモの一品きまる

  大根がほどよく煮えてそのほかはええことにしておでん仕上がる

  旭が丘2丁目の動画のような家いまも残るか木枠の窓の

  森ひとつ消えて更地になってからもう何年か 二月の一画

  あの時分から迷ったままでベレー帽被ったりした時代があった

  若い日にきめた最後晩餐のチャーシュー麺は今も変わらぬ

  屈むだけで視界が変わる使い慣れた鍋を探してしばらく迷う

  あの辻の地蔵はいまもまだあるか 脈絡もなくふるさとは来る
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「たかまる」最新号が到着した。
今号は、今までのとは趣が違う。亡くなった夫人にまつわる思いだけではなくなった。
藤原さんはお酒がお好きらしい。
<一杯飲めばたいてい消える不調> とある。
私も多少は晩酌はするが、酔うというところまでは呑まない。日本酒なら五勺ほどである。
また、<8頁まで>で齢がわかるというものである。
また、<ベレー帽>というのも、むかし、一頃はやったものである。
藤原さんと私は、ほぼ同時代の齢なので、よくわかる部分がある。
どうぞ、お元気でお過ごしください。 ご恵贈有難うございました。



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