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K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
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食べるたび生はあかるみ食べるたび死は近づきぬかなた万緑・・・・小谷陽子
IMG_0050万緑

     食べるたび生はあかるみ食べるたび
           死は近づきぬかなた万緑・・・・・・・・・・・・・小谷陽子


この歌は角川書店「短歌」誌2018年六月号に載る「月のぼり来む」12首の中のものである。
新緑の今の季節に照応するものとして引いてみた。
この一連からアトランダムに引いてみる。

     身のことは身にまかせよと身がいへりはつなつひとは酸つぱい野生

     病める日もこの世しののめ日のひかり差してほのぼの生きてゐるなり

     のぞいてもぼんやりわたしが映るだけ井戸の底ひもひとの瞳も

     ひとが逝きひとが生まるるこれの世にたつたひとつの月のぼり来む

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小谷陽子さんは「ヤママユ」所属で昭和27年生まれの大阪の方である。
著書として歌集『ふたごもり』(砂子屋書房刊)がある。 詳しくは知らない。
ひらがなを多用した歌づくりが独特である。
前登志夫の「草木蟲魚」の心に沈潜した域を表白しようとしたように思われる。
佳い歌群である。 恣意的な引用をお詫びする。


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