FC2ブログ
K-SOHYA POEM BLOG
私のBLOGは詩歌句の「短詩形」文芸に特化して編集している。 今はもう無くなったが、朝日新聞の大岡信「折々のうた」などの体裁を参考にして少し長めの記事を書いている。自作も多めに採り上げている。
201811<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201901
(転載) 歌仙「青嵐」 湯山五吟・・・高橋睦郎発句
thumb5若葉

     (転載) 歌仙「青嵐」 湯山五吟・・・・・・・・・・・・・高橋睦郎発句
        ・・・・2018/04/29有馬温泉にて発句。あとFax五月満尾・・・・・・・

  青嵐いとま有馬の湯にあれば      高橋睦郎  (夏)
    夏うぐひすは硝子戸の外       安藤直彦   (夏)
  まへうしろ上下に本重なりて       新屋修一   (雑)
    具沢山なる味噌汁をこそ       鈴木 漠   (雑)
  雲間より古田の月のずんぐりと     時里二郎   (月)
    民芸博物館に唐臼             執筆    (秋)
ゥ 七輪に落鮎二尾を焼く寡男          直彦   (秋恋)
     恋女房を去年死なせし          睦郎   (恋)
   面影はマリア観音そのままに         漠    (恋)
     白磁の肌磨きつづける          修一    (雑)
   暖炉の火熾りに薪くべ足して         睦郎    (冬)
      幼馴染と尽きぬ夜咄           二郎     (冬)
   凝りたる雪の表を走る雪           修一    (冬)
      注連の稲穂に雀賑はし         直彦    (新年)
   ラッシュ時は中吊りの句に身をあづけ   二郎     (雑)
      天動説の月もおぼろに           漠    (春月)
   散り敷くは踏まねば行けぬ花の道      直彦    (花)
      うち笑み立たす陽炎の君         睦郎    (春恋)
ナォ てのひらの傷痕愛の証なれ           漠     (恋)
       交せし文もとうに失くして         修一    (恋)
    猛暑日もやつと暮れにし蒸しかへし     睦郎    (夏)
       団扇で去なす姑の愚痴          二郎   (夏)
    一杯のいつもの珈琲かぐはしく        修一    (雑)
       家無き猫が不意に訪ひ来る       直彦    (雑)
    秋草に忘れ形見の名を見つけ        二郎     (秋)
        露けき言葉口の端にのす        漠     (秋)
    巫の大鼓に揺れ月明り             直彦    (月)
       乾く笑ひの響く虚空            睦郎     (雑)
    鯨幕張るメビウスの帯のごと          漠      (雑)
       遠目の樹氷しろがねに照る       修一     (冬)
ナウ 編み棒は孜々と痩せゆく毛糸玉        睦郎     (冬) 
       習ひ事にとバレエ、京舞          二郎    (雑)
    しのびゐし思ひやすやすうすらぎて      修一    (雑)
       夕べを低く蛙鳴き出づ           直彦    (春)
    花守の翁の所作の艶めける          二郎    (花)
        柳の蔭に汲むや変若水          漠    (春)

兵庫県歌人クラブ総会が神戸で開催された折、詩人の高橋睦郎さんが 「〈うたふ〉ということ」と題する記念講演をされた。
ゲストを慰労すべく有馬温泉へ投宿し一席を設けたが、高橋さんの発句で歌仙を巻くことになった。
有馬は名だたる古湯だが、アイヌ語研究者によると「有馬 ari-ma」はプレアイヌ語で「燃える谷川」の意味だという。
また520年前の室町後期、連歌師・飯尾宗祇が高弟の宗長、肖柏を伴って逗留し、百韻連歌「湯山三吟」を残したことでも知られる。
この度の付合を敢えて「湯山五吟」と副題する所以である。   
 
---------------------------------------------------------------------------------
鈴木獏氏が『修学院幻視』のお返しにと連句会の冊子「おたくさ」を送って来られた。
作品は、たくさん載っているが、その中の一篇を、ここに転載する次第である。
鈴木獏氏は、この筋に没入される詩人で、特異な存在である。 玩味されたい。



  


コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2018 Powered By FC2ブログ allrights reserved.